アラブ首長国連邦のひとつドバイ首長国の首都・ドバイで開催された『第7回ドバイ国際映画祭』で、日本の映画『ノルウェイの森』（トラン・アン・ユン監督、公開中）が最優秀作曲賞を受賞した。日本でこの知らせを受けた主演俳優の松山ケンイチは「ジョニーさん、万歳！」とひと言、コメントを寄せた。

　同作の音楽を手がけたのは英ロックバンド・レディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッド。ギターソロから室内楽、エレクトロニカにオーケストラまで、さまざまな音楽を使い分けながら、村上春樹のベストセラー小説の映画化というプロジェクトの一翼を担った。

　同映画祭は、アラブ、アジア、アフリカの映画産業の繁栄を目的に開催されるようになり、中東地区で活躍する映画監督にとってはひとつの大きな目標になっている。『ノルウェイの森』は、アジアアフリカの長編映画部門にノミネートされた15作品の中の１つ。

　現地で授賞式に出席したトラン監督は、「ジョニーの美しいスコアは受賞に値する素晴らしいものでしたから、ここドバイ国際映画祭で評価されたことをとても嬉しく思います。おめでとう、ジョニー！」と喜んでいた。

【動画】映画『ノルウェイの森』予告編⇒


◆映画情報　最新映画ニュース一覧｜インタビュー バックナンバー