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映画『ノルウェイの森』 世界50ヶ国・地域で公開決定

 村上春樹のベストセラー小説を映画化した『ノルウェイの森』(トラン・アン・ユン監督、12月11日公開)が、楽曲が主題歌に使用されているザ・ビートルズの故郷イギリス、トラン監督ゆかりのフランスやベトナムなど、世界50の国と地域で公開されることが8日、発表された。この日、東京・広尾にあるノルウェー大使館で行われた同作の外国人向け特別試写会にトラン監督とともに招かれた主演俳優の松山ケンイチは「全てのめぐり合わせが奇跡のような映画だと思います」と喜んだ。

映画『ノルウェイの森』の外国人向け特別試写会に松山ケンイチ、トラン・アン・ユン監督も出席 

映画『ノルウェイの森』の外国人向け特別試写会に松山ケンイチ、トラン・アン・ユン監督も出席 

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 1987年に発表された原作小説は、単行本と文庫をあわせた国内発行総累計部数が1095万部を突破(2010年12月時点)したのと同時に、“日本で一番売れている小説”でもある。さらに、世界36ヶ国で翻訳され、同作及び村上ファンは世界中に広がっている。

 松山は同映画のオーディションを受ける際に、初めて原作小説を読んだそうで、「その時は作品が持っている深さを感じることができなかった。でもトラン監督から、僕(松山)にはワタナベらしさがあると言ってもらって、出演が決まり、お芝居を通してワタナベを追体験することで理解していった。最終的に25歳なりの自分の『ノルウェイの森』を理解することができた」と話した。

 さらに松山は、「愛すること、生きることというのは世界共通のテーマ。人それぞれ持っている価値観や考え方でそれぞれの答えを見つけられる作品だからこそ、世界中で読まれている。僕も長く付き合っていこうかなと思っています」と、世界公開に自信をのぞかせていた。

 ホスト役を務めた駐日ノルウェー王国大使アルネ・ウォルター氏は、「皆さんご存知だと思いますが、この作品はノルウエーを舞台にしているわけではありません。しかし、ノルウエー人のメンタリティを考えると、原作小説と深いところで通じ合っているような気がします。村上さんの小説を通して日本を知ったノルウェー人も多く、この映画も日本へのドアを開ける作品となるでしょう。逆にこの映画を通して、日本の方々にはノルウェーのことも思い出してほしいと思います」と、自国のPRにも余念がなかった。

⇒ “実写不可能”と言われた『ノルウェイの森』フォトギャラリー

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  • 映画『ノルウェイの森』の外国人向け特別試写会に松山ケンイチ、トラン・アン・ユン監督も出席 
  • 映画『ノルウェイの森』の外国人向け特別試写会に出席した松山ケンイチ 
  • 映画『ノルウェイの森』の外国人向け特別試写会に出席したトラン・アン・ユン監督 
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