ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

伊勢谷友介、8年ぶり監督業は「良い刺激」 第2回監督作品『セイジ-陸の魚-』を語る

 俳優・伊勢谷友介が8年ぶり2作目となる監督作品『セイジ−陸の魚−』の撮影を終えていたことが11月30日、わかった。俳優、自然環境の再生をテーマに掲げる“リバース・プロジェクト”の代表、そして映画監督業と多方面で活躍する伊勢谷だが、「どれも自分自身の異なる“感覚”を使えるので飽き症の僕にとっては、とても良い刺激になっています」と語る。

伊勢谷友介 

伊勢谷友介 

写真ページを見る

 同作は作家でシンガーソングライターの辻内智貴による同名小説の映画化。自分はどこから来て、どこへ向かうのか…。誰もが経験する、若さゆえの自分探しの旅と、その記憶。人が人を癒すことの難しさを描く原作に、伊勢谷は深い感銘を受けたという。

 「主人公であるセイジという人物の行動に、いま現在の自分自身のテーマを重ね合わせることができたので、そのことが大きな原動力になりました」。俳優の仕事の傍らで、時間を作っては共同で脚本を開発し、5年の月日をかけて静かな感動を呼ぶ人間ドラマを作り上げた。

 伊勢谷は東京芸術大学美術学部在学中に映画『ワンダフルライフ』(是枝裕和監督、1998年)で俳優デビュー。その後、映画を中心に数々の作品に出演し、今年は『人間失格』(荒戸源次郎監督、2010年)『十三人の刺客』(三池崇史監督、2010年)、NHK大河ドラマ『龍馬伝』の高杉晋作役などで注目を集めた。実写版『あしたのジョー』(曽利文彦監督、来年2月11日公開)も控える。俳優として活躍する一方、ニューヨーク大学映画コースに留学して映像制作を学び、2003年には映画『カクト』で監督デビューも果たした。

 彼の中でうまく歯車がかみ合ってきたところ。「監督業と俳優業で得た刺激は、相互へのモチベーションになりリバース・プロジェクトを加えて、またさらに次の展開へ繋がっていく。これからも自分が出来ることの中で、活動していきたいと思っています」と話した。

 今はもう寂れてしまった国道沿いの一軒のドライブイン。20年前、大学最後の夏休みに自転車で一人旅をしていた“僕”は、そのドライブイン“HOUSE475”で、不器用だが、ただ純粋に生きる男・セイジと出会った。気のおけない仲間たちと楽しく過ごしていたある日、小さな町に凄惨な事件が起きる。映画『セイジ−陸の魚−』は2011年に公開予定。

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

>

メニューを閉じる

 を検索