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故・深作欣ニ監督の悲願『バトル・ロワイアル 3D』全米公開決定

 故・深作欣ニ監督が遺した“問題作”を当時助監督だった長男の深作健太が3D化した『バトル・ロワイアル 3D』(11月20日公開)が、全米公開されることが決まった。公開当時には叶わなかった“夢”がついに実現する。健太監督は「このたび、父深作欣ニの悲願が叶い、公開からようやく10年越しに実現することになり、本当にうれしいです。これを機会にもっともっとたくさんの方々に楽しんで頂けたらと思います」と喜びを語っている。

 今月3日から10日まで、映画産業の中心地、米・ロサンゼルスで開催された『第26回AFM(アメリカン・フィルム・マーケット)』で、同作の5分間フッテージ試写が行われ、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、ロシア、イギリス、香港、韓国、中国、台湾、シンガポール、スイス、インドネシアなど13ヶ国、50社以上が参加。マーケットとは映画の配給権を売り買いする商談の場。「期待と想像を超えて、すごい!」と各社大絶賛で、試写後の商談ブースにはバイヤーが殺到した。ちなみに、オリジナル作品は海外マーケットにおいて、当時全米でのセールスがなかったにも関わらず、邦画史上、最高合計金額で販売された作品である。

 2000年当時、アメリカで公開に至らなかった理由としては、1999年に起きたコロラド州・コロンバイン高校での銃乱射事件が、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(オリヴァー・ストーン監督、1994年)に影響を受けたとして、映画配給会社を被害者の親等が訴えるという問題が起こっていたため。2010年現在では、訴訟問題も解決し、ようやくアメリカでの公開が決定となった。

 アメリカで配給権を獲得したのは、アンカー・ベイ・エンターテインメント社。『ソウ』シリーズのライオンズ・ゲイト社に並び急成長している配給会社。東映作品史上最高となる値をつけた。バイヤーのケビン・キャッシャー氏は、以前から同作の配給権の獲得を切望していたという。全米では2011年の公開を目指し、3D版を皮切りに、2D版、続編の『バトル・ロワイアルII〜鎮魂歌〜』(深作欣二監督・深作健太監督、2003年)も公開予定。

 同作は、高見広春の同名小説が原作。極東の全体主義国家「大東亜共和国」で、全国の中学3年生のクラスから厳選されたクラスの生徒に対して実施していた「戦闘実験第六十八番プログラム」と呼ばれる殺人ゲームを描いた作品。中学生同士が殺し合うという内容から、公開当時、少年犯罪が社会的注目を集めていたこともあり、国会議員らによる同作の規制を求める運動が行われるなど、社会の関心を集め、興行収入31.1億円の大ヒットを記録した。藤原竜也前田亜季、山本太郎、柴咲コウ安藤政信塚本高史ビートたけしほかが出演。

【動画】『バトル・ロワイアル 3D』予告編⇒

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