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井上真央、みるみる痩せていく竹野内豊が「心配でならなかった」

 太平洋戦争のサイパン島での戦いを日米双方の視点で描く映画『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』(来年2月11日公開)の製作報告会見が9日、都内のホテルで行われ、主演俳優の竹野内豊、共演の井上真央山田孝之、米俳優ショーン・マクゴーウァンらが出席した。同作は今年5月20日よりタイで約2ヶ月間の大規模ロケを敢行。過酷なタイロケに挑んだ井上は「暑さや虫など私も大変でしたが、みるみる痩せていく大場大尉(竹野内の役名)が心配でなりませんでした」と隣に座る竹野内の顔を見つめた。

 主人公となる大場栄大尉役を演じた竹野内は「非常に過酷で想像を絶していました。日中40度以上になる中でのロケがかなり続いた。その暑さの中で走ったこともなかったし。でも、動いて感じる気持ちを大事にして取り組んでいました。必ず何か伝わると思います」と確かな手応えを感じている様子。しかし、ともにタイのロケに参加した山田も、現場での竹野内の様子を「かわいそうでした。やつれて、目がギョロギョロしてきて、大丈夫だろうかと心配しておりました」と語った。その一方、竹野内は、心配する井上に対して「太れないんですよ。ペットボトルの水を10本飲んでも、トイレに行かなくてすむほど、全部汗で出ちゃう。暑かったね」と優しく声をかけ、「みんなでご飯を食べに行ったり、楽しい思い出もあります」と笑顔を見せた。

 また、竹野内は「あの戦争から一世紀も経っていないのに、日米が協力して映画を作れるってすごい。戦争は繰り返しちゃいけないとか、そういうことではなく、当時を生きていた方たちの存在を絶対に忘れてはならないと、演じながらすごく感じていました」と言葉を選びながら話し、同作への出演を最初は躊躇したことを明かした。「戦争映画に出てみたいという気持ちがあった一方で、できることなら関わりたくないという気持ちもだんだん出てきました。ビジネスが絡むことに抵抗がありまして…。ですが、人それぞれ人生の中で、その時その時の役目があるというか、そういう役目をいただいた、出演する意義があるんだと思いました」。

 同作は、元米海兵隊員のドン・ジョーンズが著した『タッポーチョ「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日』(1992年刊行)が原作。1944年、太平洋戦争末期のサイパン島で、米軍から“フォックス”と呼ばれ、恐れられた日本人・大場栄大尉と最後は47人になった仲間の兵士たちが16ヶ月もの間、敵に立ち向かい多くの民間人を守りぬいた史実に基づく物語が描かれる。平山秀幸監督がメガホンを取る日本パート、チェリン・グラック監督が担当するアメリカパート、さらに戦闘シーンなどVFX・視覚パートを担当する異例の3班体制で制作され、平山監督は「日本語・英語・タイ語が飛び交うユニークで、ちょっとしたことが大きな失敗につながる現場でした。戦争というのもちょっとした行き違いから起こっていくのではないか。戦後65年経った今だからこそ、この映画を作ることができたと思います」と感慨深げに話していた。

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  • 映画『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』の製作報告会見に出席した(左から)竹野内豊、井上真央 
  • 映画『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』の製作報告会見に出席した竹野内豊 
  • 映画『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』の製作報告会見の模様 
  • 映画『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』の製作報告会見に出席した井上真央 
  • 映画『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』の製作報告会見に出席した山田孝之 
  • 映画『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』の製作報告会見に出席したショーン・マクゴーウァン 

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