同じ民族でありながら、北と南、それぞれの国家に翻弄(ほんろう)された2人の男の葛藤と絆を描く映画『義兄弟』(チャン・フン監督)が30日(土)より公開される。国に妻子を残し、国家と家族への思いに引き裂かれながら逃亡生活を送っている北朝鮮の工作員を演じるのは、日本でも人気の韓国俳優カン・ドンウォン。年長のソン・ガンホとのダブル主演にも「全面勝負でぶつかっていった。若気のいたりとはこのことです(笑)」と振り返る。
ドンウォン演じる工作員ジウォンは、裏切り者を葬るため、暗殺者とともにソウルへやって来る。目的を果たしたところに、国家情報員のハンギュ(ガンホ)たちが駆けつけ、撃ち合いになるが、ジウォンはからくも現場から脱出。一方、暗殺者を逃してしまったハンギュは責任を問われて組織をクビになってしまう。6年後、探偵稼業で糊口をしのいでいるハンギュは思いがけずジウォンに出くわす。対立する立場にあるふたりだが、それぞれの思惑を隠しながら寝食をともにし、一緒に仕事をしていくうちに、次第に心を通わせていく。そこへ再び北から暗殺者がやって来て、ジウォンに暗殺を命じるのだった。
ふたりの男の友情の物語。「シナリオを読んで、とても気に入りました。もともとメロドラマにはひかれないタイプ。自分が好んで観る映画もそうだし、現実離れしている作品のほうが役作りも演技も面白いと感じるんです。これも若気のいたりですかね(笑)」とさわやかな笑顔とは裏腹に硬派な顔をのぞかせた。
妻子のいる役を得たのも新鮮だった。「自分が父親になった姿を想像したこともなかったのですが、子供と一緒にいる自分の姿もありかなぁと思えたのは今作が初めて。それがショックでもありました」。
来年1月に誕生日を迎えると、30歳になる。20代は約7年半の間にドラマと映画を合わせて13作品に出演。「ようやく1ラウンドが終わった感じ。『義兄弟』の撮影が終わった時に、やっと地盤が固まったと思った。やっとスタートラインに立った気持ち。30代は2ラウンド目が始まる。一生懸命やっていくしかない。常に次の作品を期待させる俳優であり続けたい」と話した。
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ドンウォン演じる工作員ジウォンは、裏切り者を葬るため、暗殺者とともにソウルへやって来る。目的を果たしたところに、国家情報員のハンギュ(ガンホ)たちが駆けつけ、撃ち合いになるが、ジウォンはからくも現場から脱出。一方、暗殺者を逃してしまったハンギュは責任を問われて組織をクビになってしまう。6年後、探偵稼業で糊口をしのいでいるハンギュは思いがけずジウォンに出くわす。対立する立場にあるふたりだが、それぞれの思惑を隠しながら寝食をともにし、一緒に仕事をしていくうちに、次第に心を通わせていく。そこへ再び北から暗殺者がやって来て、ジウォンに暗殺を命じるのだった。
ふたりの男の友情の物語。「シナリオを読んで、とても気に入りました。もともとメロドラマにはひかれないタイプ。自分が好んで観る映画もそうだし、現実離れしている作品のほうが役作りも演技も面白いと感じるんです。これも若気のいたりですかね(笑)」とさわやかな笑顔とは裏腹に硬派な顔をのぞかせた。
妻子のいる役を得たのも新鮮だった。「自分が父親になった姿を想像したこともなかったのですが、子供と一緒にいる自分の姿もありかなぁと思えたのは今作が初めて。それがショックでもありました」。
来年1月に誕生日を迎えると、30歳になる。20代は約7年半の間にドラマと映画を合わせて13作品に出演。「ようやく1ラウンドが終わった感じ。『義兄弟』の撮影が終わった時に、やっと地盤が固まったと思った。やっとスタートラインに立った気持ち。30代は2ラウンド目が始まる。一生懸命やっていくしかない。常に次の作品を期待させる俳優であり続けたい」と話した。
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2010/10/29