ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

三浦貴大、歌は苦手? 「作品の一部にしっかり溶け込める役者になりたい」

 昨年公開の『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』で映画デビューした俳優の三浦貴大(24)がORICON STYLEのインタビューに応じ、「作品の一部にしっかり溶け込める役者になりたい。長く続けていきたいし、表現することが仕事の歌う人や踊る人などと一緒に新しい形の表現ができたら面白いだろうな、なんて漠然と思うこともあります」と夢を語った。

三浦貴大(C)ORICON DD inc.  

三浦貴大(C)ORICON DD inc.  

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 周知のとおり、両親は俳優・三浦友和と元歌手・山口百恵さん。兄もロックバンド・PEAKY SALT (無期限活動休止中)のボーカル&ギターでデビューした。音楽に興味があるかと聞くと、「音楽は好きではあるんですけど、歌うのは…、ちょっと…(笑)」と恥ずかしがった。「それぞれの道で頑張っている人たちと何か一緒にできたら面白そう。いろいろチャレンジしてみたいですね」。

 俳優という仕事に興味を持ち始めたのは大学1年生の頃。「寮生活をしていたんですが、みんなでテレビを観るのが楽しかった。みんなを引きつけるパワーのあるテレビって、すごいと感じたんです。どうやったら作る側の仕事に就けるのか、自分なりに調べたりしながら、だんだん心が決まっていた」と話す。

 両親に打ち明けたのは大学を卒業する直前。父を頼ることはあえてしたくなかったという。「聞いちゃうとすぐ答えがわかっちゃうのはつまらないんで。自分で見つけてみようかなって思ったんです」

 ちょうど一年前、三浦は『RAILWAYS』の撮影の現場にいた。取締役への昇進を目前に会社を辞め、49歳で子供の頃からの夢だった一畑電車の運転士になった男の物語。中井貴一演じる主人公・筒井肇とともに一畑電車に就職した新入社員・宮田大吾役を三浦は演じた。「あの時の100%がこれか…って(笑)。でも、自分の100%を出したので悔いはないです」。

 演技の経験は「幼稚園の頃に何かやったような…」というほど皆無に等しかった。「撮影前に何をすればいいのかもわからず、ただ台本を読むしかなかった。撮影が始まってからですね、今日はこういうアドバイスをもらったから、明日はこうやってみようとか、いろいろ考えることも多くて。でも、それが楽しかったんですね」。監督の要求にどう応えるか、自分と向き合う作業に孤独を感じても、「この先も続けていきたいと思えた」と話す。

 この記念すべき三浦のデビュー作『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』のDVDが10月14日より発売される。「デビュー作でこの作品に出会えてよかった。作品が出来上がった時の感動とか喜びが忘れられない。いつまでも大切にしたい」と三浦は言う。その思いがあればこそ、どんな困難にも立ち向かってくれるに違いない。

 三浦は、今冬の話題作『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(山崎貴監督、12月1日公開)に出演するほか、待機作に広島を舞台にした暴走族の青春を描く『BAD BOYS』(窪田崇監督、来年1月広島先行公開)、加藤清史郎主演で実写化される『忍たま乱太郎』(三池崇史監督、来年夏公開)などがある。

関連写真

  • 三浦貴大(C)ORICON DD inc.  
  • 三浦貴大(C)ORICON DD inc.  
  • 『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は2枚組DVD&Bul-rayが発売中 
  • 『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』より (C)2010「RAILWAYS」製作委員会  

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

>

メニューを閉じる

 を検索