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井上真央&永作博美、不倫女性役に真摯に向き合う

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 角田光代のヒット小説を原作にし、NHKでドラマ化され人気を呼んでいた『八日目の蝉』が、井上真央の主演で映画化されることが30日、発表された。不倫相手の赤ん坊を妊娠する女性・恵理菜を演じる井上は、「これまでに演じたことのない役柄で新たな挑戦なので、役と真摯に向き合い、いい作品が作れるようがんばっていきます」と意気込みを語っている。

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 物語は、不倫相手の赤ん坊を誘拐し、警察に捕まるまでの4年間、赤ん坊を連れて逃亡生活を続けた女・希和子と、誘拐犯に育てられ、本当の家庭に戻っても自分の居場所を見つけられないまま大人に成長し、自分もまた不倫相手の子供を身ごもった娘・恵理菜というふたりの女性の生き方を描く。恵理菜が希和子との思い出の地をたどる旅に出ることで、命とは、本当の愛とは、そして母性とはどういうものなのかを見出し成長していく感動のストーリー。映画化にあたっては、恵理菜に物語の主軸を置き、数奇な運命を背負った主人公が自分の人生を肯定し、希望を抱いていく様を描いていく。

 これまで元気な女の子役が多かった井上だが、本作では特異な過去のために複雑な内面を持つ難しい役どころに挑戦。新境地に挑む。希和子役には、その演技力が高い評価を受けている永作博美。自分の子どもを持てなかった希望を、奪った赤ん坊に投影させ、愛情を注ぐ女性の繊細さを表現していく。

 井上は作品について「親の育児放棄や虐待など、いたたまれないニュースが増えているなか、悲しくも深い、親子の愛情を描いたこの作品に参加できることになり、とても深い意義を感じています」とコメント。永作は、「どうしたらこの役になれるのか、まだ分かりません。今はただ、なすがまま、役に翻弄されたいと思います。とても難しい内容ですが、だからこそ自分がどう変化するのか楽しみでもあります」と語っている。

 映画『八日目の蝉』は、9月23日にクランクイン、都内及び小豆島での撮影を経て10月末クランクアップ。公開は2011年の予定。

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