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【ベネチア映画祭】『ノルウェイの森』が世界初上映

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 作家・村上春樹の代表作を映画化した『ノルウェイの森』(12月11日公開)が現地時間2日、イタリアで開催中の『第67回べネチア国際映画祭』での公式上映で初披露された。トラン・アン・ユン監督らとともに現地入りした主演俳優の松山ケンイチは、今回初めて渡欧したが、上映前に行われた記者会見では「『ノルウェイの森』は日本を代表する小説。この国際映画祭には、日本を代表する気持ちで臨んでいます。観光のことは考えず、ぜひ賞を獲りたいと思っています」と高らかに宣言。同作にかける意気込みをあらわにした。

ベネチア国際映画祭のレッドカーペットに立つ(左から)松山ケンイチ、トラン・アン・ユン監督、菊地凛子、水原希子 (C)若山和子 

ベネチア国際映画祭のレッドカーペットに立つ(左から)松山ケンイチ、トラン・アン・ユン監督、菊地凛子、水原希子 (C)若山和子 

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 トラン監督、松山のほかに、共演の菊地凛子、水原希子、小川真司プロデューサーがべネチア入り。トラン監督は『シクロ』という作品で1995年の同映画祭の金獅子賞(グランプリ)を受賞しているが、「過去は過去であり、今回ももちろん賞を獲りたいと思っています。また、今回はキャストが素晴らしい仕事をしています。男優賞、女優賞など、演技に関する賞が獲れたら、とても嬉しいです」と意欲を新たにした。

 公式上映では、1015席の会場がほぼ満席となった。エンドロールでビートルズの「ノルウェーの森」が流れると、スタンディングオベーションが起こり、松山と監督がガッチリと握手する光景も見られた。松山は「最高な一日になりました。(お客さんの反応は)全然予想とは違いましたね。ヨーロッパの人たちと一緒に見るのは初めてだったので、すごくいい経験をさせてもらいました」と興奮気味に話した。菊地も「これからどうやって広がっていくのかすごく楽しみ」と自信を深めたようだった。

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  • ベネチア国際映画祭のレッドカーペットに立つ(左から)松山ケンイチ、トラン・アン・ユン監督、菊地凛子、水原希子 (C)若山和子 
  • 『ノルウェイの森』がベネチア国際映画祭へ、上映終了直後、場内にはスタンディングオベーションが起こった (C)若山和子 
  • 映画『ノルウェイの森』12月11日(土)より全国東宝系で公開(C)2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン 
  • 映画『ノルウェイの森』12月11日(土)より全国東宝系で公開(C)2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン 
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  • 映画『ノルウェイの森』12月11日(土)より全国東宝系で公開(C)2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン 
  • 映画『ノルウェイの森』12月11日(土)より全国東宝系で公開(C)2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン 
  • 『ノルウェイの森』がベネチア国際映画祭へ、記者会見終了後フォトコールに応える(左から)松山ケンイチ、トラン・アン・ユン監督、菊地凛子、水原希子 (C)若山和子 

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