ORICON NEWS

嵐のライブDVDが牽引 音楽DVD市場が上半期最高規模に

■オリコン2010年上半期音楽ソフト 全体売上

 オリコン2010年上半期の音楽ソフト(シングル、アルバム、音楽DVD)の売上実績がまとまり、市場全体の総売上が1582.6億円(対前年同期比95.6%)となったことがわかった。シングル、アルバムが前年割れするなか、音楽DVDは3期連続で同部門首位に立った人気グループ・が牽引し、上半期実績としては過去最高の316.7億円(同122.9%)を記録。低迷する市場全体に光明をさした。

 嵐が4月に発売したライブDVD『ARASHI Anniversary Tour 5×10』(上半期売上68.8万枚/40.4億円)のヒットを皮切りに、音楽DVDの売上が第2四半期(4月〜6月)に急伸。2009年下半期に引き続き、売上枚数・金額ともに2期連続で前年同期比2桁増を記録した。これにともなって音楽ソフト全体の中での構成比率も、前年同期の15.6%から4.4ポイント増の20.0%に拡大している。

 他方、シングルの売上額は235.2億円(前年同期比94.1%)、アルバムの売上額は1030.7億円(同89.7%)と、ともに前年割れ。なかでもアルバムは2桁減となったが、2009年上半期のアルバム市場の前年同期比は81.4%だったことから、下げ幅は縮小した。

 その一因として、2009年上半期に前年同期比73.2%だった「J-POP」のアルバムが、今年は同92.1%にとどまったことがあげられる。盤種別で音楽ソフト市場の7割を占める「アルバム」と、ジャンル別で同じく7割を占める「J-POP」に下げ止まりの兆しが見え始めている。


■禁無断複写転載
※オリコンランキング(売上枚数のデータ等)の著作権その他の権利はオリコンに帰属していますので、無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、ブログ、携帯電話)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。詳しいお問い合わせは、弊社広報企画部までお願いいたします。


タグ

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索