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ベッソン監督、エンタメ系映画に傾倒したのは不況のせい?

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 フランスの映画監督リュック・ベッソンが構想10年、満を持して放つヒロイン・アドベンチャー超大作『アデル ファラオと復活の秘薬』(7月3日公開)。来週、プロモーションで来日するベッソン監督の独占コメントと、主演女優ルイーズ・ブルゴワンが仮装で“七変化”するメイキング映像が到着した。

7月3日公開『アデル ファラオと復活の秘薬』のメイキングより リュック・ベッソン監督とルイーズ・ブルゴワン (c)2010 EUROPACORP-APIPOULAI PROD-TF1 FILMS PRODUCTION Photos:Magali BRAGARD 

7月3日公開『アデル ファラオと復活の秘薬』のメイキングより リュック・ベッソン監督とルイーズ・ブルゴワン (c)2010 EUROPACORP-APIPOULAI PROD-TF1 FILMS PRODUCTION Photos:Magali BRAGARD 

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 同作は、最愛の妹の命を救うため、古代エジプトの最高の秘宝と言われる“復活の秘薬”を追い続けるジャーナリスト・アデルの冒険を描く、女性版『インディー・ジョーンズ』のような痛快アクション・エンターテインメント作品。

 ベッソン監督は同作について「描かれる題材や演技の仕方なども不況の影響を受けている。僕は、今のような難しい時代には、観客に喜びとか優しさを届けたい。沈んだ気分になっている人々を元気づけてあげたい。だから僕の映画は以前より軽くなっているし、より面白く、エンターテインメントになっている。そういう点では、過去の作風と比べ少し変化があると言えるだろう。でも、それは、皆が求めていることに応じているからなんだ」と言う。

 ベッソン監督の代表作『レオン』や『ニキータ』が制作された頃は、「世の中の景気が良い時期だった。特にフランスはそうだった。皆が浮かれていたんだ。僕はそんな社会に蹴りを入れやりたかったし、喝を入れたかったんだ」。しかし、時代は変わった。「世界中が厳しい経済状況になってきて、それに呼応して生活も変わってきている。不況が終わったら、また皆を殺すと約束するよ!」とベッソン監督は尽きることのない旺盛な制作意欲をにじませた。

 メイキング映像では、同作の主演にルイーズを抜擢した理由などが語られる。「彼女のするものまねがすごく気に入った。いろいろな違った人物になりきれるし、映画ではアデルが15回くらい仮装をしなければいけないので、ちょうどよかった」。

 ルイーズは、有料テレビチャンネル『カナルプリュス』でミス天気予報に大抜擢され、2008年6月まで毎夜、“お天気お姉さん”として活躍。その趣向を凝らしたコスチュームと当意即妙かつ才知に長けたトークで人気を博した。そんなルイーズの仮装した姿は同作のひとつの見どころ。メイキング映像のインタビューでルイーズ本人は「一番好きな仮装は、料理人のおばさん」と語っている。

◆『アデル ファラオと復活の秘薬』
メイキング映像はこちらでご覧いただけます

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