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　ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』の制作発表が1日に都内で行われ、ダブル主演の笹本玲奈、高畑充希らが劇中の扮装で出席した。5代目ピーターパンで8年ぶりに同役を演じる笹本は「25歳だからこそ見えるピーターパンの世界観を心から楽しんで演じたいと思います。ブランクは大きいと思うので、（高畑）充希ちゃんから、若い力をグングンもらって頑張る」と気合十分。これを受けて、8代目ピーターパンの高畑も「若さを吸い取られないように、元気いっぱい頑張ります！」と、負けずに意気込みを語った。

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　1981年に日本初上演された同ミュージカルは今年で30周年。初代ピーターパンを榊原郁恵が演じ、それ以降、継続的に上演されている。「30周年という記念すべき年に立ち会えたことを嬉しく思う」と感謝した高畑は、笹本への思いを「中学生のときに観ていたピーターパンを一緒にやれるなんて、なんか不思議な感じですが、少しでも近づけるように、演技を盗んだり吸収したりしたい」。笹本は「充希ちゃんは、わたしにないものをたくさん持っているので、お互い刺激し合いながらいいお稽古場になればいいな」と、息のあった様子をのぞかせていた。

　また、ピーターパンに初恋をするウェンディ役を演じる神田沙也加は「劇中以外でも、お稽古とかで（笹本、高畑の）2人が他の人と話していると“もう！”って嫉妬してしまうくらいのめり込んでいた」と明かした。今作で最後の演出を務める演出家・松本祐子は「子供時代の、大人から見たら破天荒に見えるような“信じる”エネルギーを大切にしようと思った。『一時も休ませないぞ！』と、ハラハラドキドキの臨場感を途切れさせず表現していきたい」と期待感をあおっていた。

　制作発表には、このほかフック船長役を演じる橋本じゅん、エグゼクティブ・プロデューサーを務める堀威夫氏らも出席。『ピーターパン』は、7月19日（月）より東京国際フォーラムで上演される。全21回公演。


　みつき｜SAYAKA