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高橋克典、熱血監督と激論交わし「2度ほど現場から帰ろうとした」と本音明かす

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 俳優の高橋克典(46)が3日、都内で主演映画『誘拐ラプソディー』の初日舞台あいさつに登壇した。前科と借金を背負って誘拐犯となるダメ男を演じた高橋は、榊英雄監督(40)の“熱意”を「1970年代頃にいた、往年の監督の生き残りのような感じがした」と表現。撮影中に激論を交わして熱くなり「2度ほど現場から帰ろうかと思った」。さらに若手役者陣から「マジで頭を蹴られた…」という、痛々しい秘話まで明かした。

高橋克典 (C)ORICON DD inc. 

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 借金と前科しかない主人公・伊達(高橋)が、人生の大逆転を狙うべく家出少年(林遼威)の誘拐を決行。ところがその父親(哀川翔)が暴力団組長だったことで、命を狙われる事態に巻き込まれる模様を描く。昨春に撮影され、昨年末公開予定だったものの、出演者の押尾学被告が逮捕されたことにより、大幅な修正変更を余儀なくされた同作。出演シーンは榊監督が自ら代役を演じ、出演シーンを極力カットするなどして公開初日を迎えた。

 事情を知るキャスト陣らが口々に「今日を迎えられて“本当”に嬉しい!」と力を込めて語るなか、高橋は「ちょうど撮影前のお祓いをしたのは1年前の今日だったし、その効果は相当強力だったね〜。あれ、そういや公開って12月じゃなかったっけ?」とあっけらかん。哀川も「桜のシーンが出てくるし、春公開の方が良かったんじゃない?」と笑いに変えた。

 榊監督も「映画はいろいろありましたが、僕が言いたいのは“あきらめない”ことです!僕もかつて役者をあきらめそうになったとき、先輩方から優しくも厳しい言葉をもらって勇気をもらえた。今度は映画人としてそういうことを言える人になりたい」。現場では遠慮せず怒号を飛ばしまくり「やっぱり映画って永久に残るものなので…」と説明していた。あいさつには、船越英一郎も駆けつけた。

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  • 高橋克典 (C)ORICON DD inc. 
  • 榊英雄監督 (C)ORICON DD inc. 
  • (写真左から)哀川翔、高橋克典、船越英一郎、榊英雄、(写真手前)子役の林遼威 
  • 哀川翔 (C)ORICON DD inc. 
  • 船越英一郎 (C)ORICON DD inc. 
  • 林遼威 (C)ORICON DD inc. 

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