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　3月20日にパ・リーグが、26日にはセ・リーグが開幕する今年のプロ野球だが、“日本のサービス業におけるサービス品質、顧客満足、ロイヤルティの指数化”を研究している慶應義塾大学の鈴木秀男准教授は、昨年に続き、日本のプロ野球チーム『満足度調査』の結果を発表。結果は、北海道日本ハムファイターズが総合満足度1位となり、2年連続の1位となった。

　総合満足度は、「チーム成績」「チーム選手」「球場」「ファンサービス・地域貢献」「ユニホーム・ロゴ」の5項目それぞれを数値化し算出。日本ハムは、総合満足度スコア平均値77.00で1位となった。2位は平均値65.39で読売ジャイアンツ（巨人）、3位は平均値64.04で東北楽天ゴールデンイーグルスとなった。

　日本ハムに対しては、「ファンに対しての態度がいい。応援が盛り上がるのが楽しい」（50代／女性）、「北海道に来て以来、球団、選手ともに地元を非常に大切にしていると感じられる」（50代／男性）、「毎年クライマックスシリーズに進出しているので満足です」（30代／男性）などのコメントが届き、人気、実力、地域密着性ともにファンの満足度は高い。

　2位の巨人には「近年TV放送が少なくなっているが、有料放送は充実されて来ている」（60代／男性）など、新しい取り組みに評価の声が上がり、3位の楽天には、2005年シーズンから新規参入した若いチームということもあり、「まだまだ選手の能力、ファンサービスに伸びしろがある」（40代／男性）と、昨年初のクライマックスシリーズの進出を果たし、これからの期待の大きさが伺い知れる結果となった。

　鈴木准教授は、2008年10月に慶應義塾大学とオリコンとの産学連携で、顧客満足度の共同研究を開始することを発表。今後もアンケート調査などをもとに、顧客満足度という視点から企業並びに産業の評価を行い、企業と消費者両方にとって利用価値が高いデータを発表していく。

調査方法：インターネット調査調査実施日：2010年1月下旬調査対象：プロ野球球団を応援し、2009年度シーズン中に、１回以上応援するチームのホーム球場で試合観戦をしている方。回答者は、最も応援しているチームのみに対して回答している。

プロ野球のサービスに関する調査　（慶應義塾大学理工学部）

調査方法：インターネット調査
調査実施日：2010年1月下旬
調査対象：プロ野球球団を応援し、2009年度シーズン中に、１回以上応援するチームのホーム球場で試合観戦をしている方。回答者は、最も応援しているチームのみに対して回答している。