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　11月29日に『WBC世界フライ級タイトルマッチ』で王者・内藤大助に挑むプロボクサー・亀田興毅が、セコンドライセンス無期限停止処分中の父親・亀田史郎氏のセコンド復帰を求め、ファンからの署名を募っている。興毅は自身のブログで「ボクサーにとってセコンドは凄く重要で、誰がセコンドでもいいってもんじゃない。ラウンド毎のインターバル(休憩)は1分間しかない。その短い時間で何が出来るか、やっぱり信頼関係が大事やと思う」と、大一番に向け賛同を呼びかけている。

　亀田3兄弟と父親の史郎氏がリングインする際、4人が連なって入場する“亀田トレイン”。その復活を求めて興毅が署名活動を開始した。興毅は「今回の試合は、俺の中でめっちゃ重要な試合やと思ってる。だから集中して全力で試合に臨みたい」と、チャンピオン・内藤に全身全霊で挑む決意を吐露。だが「正直言うたら親父にセコンドについてほしいと思ってます。この想いも、正直日々揺れ動いてて、『親父に絶対セコンドについてほしい！なんであかんのや！』って熱くなる時と、『やっぱりあかんのかな…』って弱気になる時とある」と、胸中は揺れに揺れているようだ。

　そこで、「親父のセコンドライセンス無期限停止解除のために何かできることがないかって一生懸命考えて、とにかくJBCに気持ちを伝えようって思った」と署名集めを始めた。既に数多くの署名が届いているようで、「このブログのコメント欄にも皆さんからの熱いメッセージがいっぱい届いてて、ほんまに心の底から感謝の気持ちでいっぱいです。」とファンに感謝している。

　史郎氏は、2007年10月に次男の亀田大毅が内藤大助に挑んだ世界戦で、セコンドから反則指示を出した疑いでセコンドライセンス無期限停止処分に。規定の2年が経過したため亀田サイドは解除申請したが、日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長は「時間をかけて議論する必要がある」と慎重な姿勢を崩していない。