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　俳優の堺雅人が主演を務める映画『クヒオ大佐』の試写会イベントが4日、都内で行われ舞台あいさつに堺と共演の女優・松雪泰子が登壇した。同作で結婚詐欺師を演じる堺は、騙された経験について「僕はわりかし騙されやすいようで、(相手が)謙遜して言ったことを真に受けて失礼なことになったことが過去にあったり。あまり僕の前で謙遜しないで」と“良い人”ぶりがうかがえるエピソードを明かし、笑いを誘った。

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　流暢な日本語で戦場での武勇伝を語り、次々に女性を騙していくというジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐と名乗る実在の結婚詐欺師を描いた同作。騙される3人の女性のうち、そのターゲットの1人となる弁当屋の女性社長役を務める松雪は、会場に集まった200人の“婚活中”の女性に対し、結婚詐欺師に騙されないためのアドバイスとして「疑うところから入るのは健全じゃない。出会いは楽しんで、自由に恋愛をしてもらえば良いと思います」と語った。

　また、結婚詐欺師の役作りについて堺は「最後までクヒオがどんな人かわからず、クヒオを好きになってくれる人の表情でクヒオが浮かび上がってくるような感じ。役作りとしては腕立て伏せの練習くらい」と話し、劇中で披露する男らしい場面をアピール。同作のストーリーと絡め、周囲に男性に騙されている女性はいるか？と問われた堺は、しばし考え込んだ後「あまり思い浮かばないってことは、僕が騙されやすいのか…」とマイペースにつぶやくと、「信じることから始めたいなって思っていて」と微笑み、女性ファンをメロメロにしていた。