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笑福亭鶴瓶、モントリオールで大人気 「ブラボーと名前変えようかと」

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 カナダ・モントリオールで開催中の第33回モントリオール世界映画祭で日本時間3日午前(現地時間2日夜)、ワールド・コンペティション部門出品の日本映画『ディア・ドクター』(西川美和監督)が同映画祭のメイン会場であるメゾヌーヴ劇場で上映された。上映前に現地では西川監督と主演の落語家・笑福亭鶴瓶、共演の俳優・瑛太の3人が舞台あいさつに登壇。鶴瓶は日本語であいさつしただけにもかかわらず笑いを誘い、現地の観客の心を一瞬でつかんでいた。

レッドカーペットの上で笑顔の笑福亭鶴瓶 撮影:大西二士男 

レッドカーペットの上で笑顔の笑福亭鶴瓶 撮影:大西二士男 

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 海外の映画祭は初体験の鶴瓶は、「昨日の試写のときから映画の評判がものすごくよくて町を歩いていたら、映画を見た人からブラボー!と声をかけられてびっくりしたでホンマ。“ブラボー”と名前変えようかと思うぐらい(笑)」と終始、上機嫌。上映後には、「ブラボー センセイ」と拍手が沸き起こり、観客に囲まれた鶴瓶は「メルシー・ボク」「こちらはエイタ、ぼくツルベ」とおどけて大爆笑させた。

 西川監督は「最後のエンドロールが流れ切るまでお客様に残っていただき、とても長くあたたかい拍手をいただきました。とりわけこの映画祭は、生活している方たちにとても多く見ていただけて、とても近い距離を感じたんです。いい意味で敷居の低さを感じました」と安堵の表情。瑛太は「上映中でも笑いがおこり、ブラボーという称賛もいただいて、とてもうれしい気持ちになりました。日本映画をどんどん世界の方々にも観ていただきたいし、自分自身もそういった作品に携わっていきたいと思います」と喜びを噛み締めていた。

 現地の観客からは「ワンダフル! 日本的な絵作りなのに物語はたいへんユニバーサル。ワンダフルと伝えてくれ」「あのアクターはハマリ役だね」といったコメントも聞かれ、評判は上々。ワールド・コンペティション部門は昨年、『おくりびと』(滝田洋二郎監督)がグランプリを受賞しており、日本映画の2連覇となるか注目される。なお、グランプリの発表は日本時間8日(火)午前8時〜(現地時間7日夜7時〜)を予定。

 『ディア・ドクター』は西川監督の長編第2作。僻村を舞台に、村人からの信頼も厚い中年医師が突然失踪した謎をサスペンスフルに描く。無医村問題、高齢者医療問題といった現代的な問題意識と、命という究極のテーマのもと、ホンモノトとニセモノという2つの既成概念に揺れる人々の心理を鋭くあぶり出す。国内では6月27日に全国49館で公開をスタート。徐々に上映館を拡大し、公開9週間での観客動員数は30万人を突破、興行収入も約3億7000万円と異例のヒットを記録。最終的には5億円超えも見込まれる。公開中。

関連写真

  • レッドカーペットの上で笑顔の笑福亭鶴瓶 撮影:大西二士男 
  • 左から笑福亭鶴瓶、西川美和監督、瑛太 撮影:大西二士男 
  • 『ディア・ドクター』全国公開中! (C)2009『Dear Doctor』製作委員会 

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