ジェイスン・ステイサム |
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映画監督リュック・ベッソンが製作・脚本を手掛けるカーアクション映画『トランスポーター3 アンリミテッド』オリビエ・メガトン監督)が15日より全国公開された。壮絶なカーチェイスに大迫力の銃撃戦、オリジナリティあふれる格闘場面などが人気のシリーズ第3弾。主演は前2作に続いてジェイスン・ステイサム。ディオールのブラックスーツで、ワケありの依頼品を運ぶプロの運び屋、フランク・マーティンを演じている。
◆アクションヒーローも「リハーサルで緊張や不安を取り除く」
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水泳・飛び込みの選手として第一線で注目されたアスリート出身。その高い運動能力、鍛え抜かれた肉体を見出され、いまやアクション・ヒーローとして確固たる地位を築いたステイサム。彼にとって『トランスポーター』シリーズは、「とても重要なものだよ。プロデューサーのスティーブン・チャズマンが、僕のための作品が何かやれないかとリュック・ベッソンに持ちかけたんだ。ぼくが子供の時から培ったフィジカルな能力を生かしたものでね。僕にとってはまさにターニング・ポイントとなった作品」と語る。
フランク役にも愛着がある。「彼は黒のスーツを着たハゲ頭の男だよ(笑)。正直分からないけど、彼は実際の僕よりはずっとクール。無口な男だけど、はっきりとした行動原理を持ち、素晴らしい道徳観を持っている」。
そんな限界を超える危機を乗り越えるアクション・ヒーローを演じるにあたっては「いいボディ・ダブル(スタント)を用意するだけ。そして、僕の頭をCGで入れ替えるんだ(笑)」と冗談を飛ばしながらも「すべてはダイエットとエクソサイズ。ハードなプログラムを厳しくやらないといけない。いい体になるためにそれをしないといけないのは誰もが知っていることだよね。そういったルールを守るまでさ」とキッパリ。普段のトレーニングにマーシャル・アーツを取り入れているという。
フィジカル・コンディションを整えるとともに、メンタル面では「リハーサルをすることでプレッシャーや撮影前の緊張や不安を取り除く」とジェイソン。リハーサルをきちんとしておくことが、撮影中の事故を防ぐためにも重要で、実際、身の危険を感じるようなことは、いままでないそうだ。
オフの楽しみは「ラスベガスに行って、『プラネット・ハリウッド』で時を過ごすんだ。それはナイスなレジャータイムと言えるね(笑)」。ここ数年は「スノーボードやスキューバダイビングに夢中」という。元来、体を動かすことが好きなのだろう。でも、ムチャはしない。「僕がやらせてもらえることには限界があるんだ。馬鹿げたことをやったら、仕事に行けなくなるからね。気をつけないといけない。マネージャーやプロデューサーからもしないように言われているしね(笑)」。
さらなる続編にも意欲的だ。「人々がこの作品に飽きたり、もうこれまで、と言ったりしない限り、ぼくはやり続けるよ」。
>>シリーズ最強の敵、ジョンソンを演じたロバート・ネッパー
『トランスポーター3 アンリミテッド』
常にハイリスク、血の匂い漂うワケありの依頼品を運ぶクールな運び屋=トランスポーター、フランク・マーティン。今回の依頼品は、国家を揺るがす赤い代物。運び屋の3つのルール<1.契約厳守 2.名前は聞かない 3.依頼品は開けない――そのいずれかを破った時は、死>に加え、車から20m以上離れたら爆死する罠まで仕掛けられた。隣のシートには同じ罠を仕掛けられた謎の美しい女。フランス、ドイツ、ハンガリー、ルーマニア、ウクライナとヨーロッパを縦横無尽に駆け抜け、壮絶なカーチェイスと大迫力の銃撃戦を繰り広げる。隠された世界規模の陰謀、依頼主の正体は? 目的は? 制作・脚本:リュック・ベッソン 監督:オリヴィエ・メガトン、ロバート・マーク・ケイメン 出演:ジェイソン・ステイサム、ロバート・ネッパー、フランソワ・ベルレアン、ナターリャ・ルドコワ ほか 公式サイト |
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2009/08/22