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　俳優の大森南朋が11日、都内で主演映画『ハゲタカ』の完成披露記者会見に共演者の玉山鉄二らと共に出席。企業買収をテーマに繰り広げられる同作は、昨今伝えられる世界的な不況も反映するように脚本が急遽修正されたようで、大森は「去年の末に派遣ぎりのニュースが出た時、また台本が変わるかなと思ったら変わって…。経済が安定している時に撮って欲しかった」と、100年に1度と言われる不景気の煽りを嘆いた。

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　2007年にNHK土曜ドラマとして放送され、人気を博した同作の4年後を描いた続編。前作から引き続き天才ファンドマネージャー・鷲津政彦を演じた大森は「ドラマのテンションを引き戻せるか心配だったけど、やりきった感じがする」と自信をのぞかせた。また、今回から参加した玉山も「2、3年後の近い未来の日本を描いてくドキュメンタリーのようになってる。今までの現場と違う緊張感があって、貴重な体験だった」と明かした。

　金融関係が題材とあって台本には長めのセリフが多く、これには出演者も苦戦した模様。中でも遠藤憲一は「何回もNGを出した」と苦笑い。早くも次回作を望む声があがると大森は「セリフ少なめでお願いしたい。海外が舞台？ そうなると英語も出るから大変」と及び腰だった。

　その他、会見には栗山千明、中尾彬、柴田恭兵、高良健吾も登壇。映画『ハゲタカ』は6月6日（土）より公開。