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【編集長の目っ!】熱いぞ鼠先輩、いやTHE SUPER RATS

熱いパンクに“鼠先輩”の正体を見た!!

 鼠先輩がまたやってくれた。考えてみたらあの衝撃のデビューからまだ一年足らずしか経っていないのに、またやってくれた。
 今度はパンクだ。バンドだ。鼠先輩改め、THE SUPER RATSだ。

THE SUPER RATS 

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 昨年、演歌歌手として「六本木〜GIROPPON〜」でデビューし、“ポッポポポポポポ〜ポ”という印象的なフレーズで、一躍注目を集める存在に。その発言や、すぐに出したアルバムの内容など、まるで人を食ったような、おちょくったような、どこまでマジメでどこまでふざけているのか、それとも全部おふざけなのか、イマイチつかめなかった感があったが、実は今回のバンド、パンク、ロックが彼が一番やりたかったことじゃないのだろうか―――そう思ってしまったのだが、こう思ってしまうのも実は鼠先輩の思うつぼだったりして……。白いスーツより革ジャンが似合うと思ってしまったことも……。

 岡山県出身の鼠先輩は、中学の頃、同郷のバンドTHE BLUE HEARTSのボーカル・甲本ヒロトに衝撃を受けバンドを結成。その“スペルマギャング”というパンクバンドは、BSヤングバトル岡山大会で優勝という輝かしいキャリアを持つも、メジャーデビューには至らず、でも30才頃(現在36才)まで活動は続けていたという。そして夢を諦めていなかった。“鼠先輩”はTHE SUPER RATSへと続く道だったのだ。

 今回そのホンキ度は、バンドのメンバーを見れば納得だ。ドラムは元THE BLUE HEARTSの梶原徹也、ギターは元LAUGHIN’ NOSE(現SA)のNAOKI、ベースはDe+LAXの鈴木正美という、往年のパンクスター、凄腕達が揃い、音は完璧。後はボーカルだが、そこに演歌歌手・鼠先輩は全く存在しない。ストレートな詞をストレートにぶつけてくるそのボーカルは、叫びもがなりもなく、“きちんと激しい”。熱い。きちんと熱さが、言葉が伝わってくる。
 いいぞおやじパンク!、いいぞおやじのロック魂!!

 そんなデビュー曲「PPP−Punch Perma Punk−」が4月8日から着うた(R)で配信され、デビューシングル「PPP−Punch Perma Punk−」が4月22日からPC音楽配信サイトで発売される。

 そういえば「六本木〜GIROPPON〜」も、演歌ながら着うた(R)から火がついた。着うた(R)からパッケージにつながった。いってみれば今のヒットの方程式をちゃんと踏んでいたわけだ。

 意外と今回もデジタルからその熱さが伝わるかも。
 THE SUPER RATS、ちゃんとしてる。


 THE SUPER RATS

【公式サイト】THE SUPER RATS
『鼠先輩がパンクバンドとして始動!今、なぜパンクバンドなのか?!』


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