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木村拓哉が仏映画でイ・ビョンホンと共演 6月日本先行公開

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 SMAPの木村拓哉が、トラン・アン・ユンが監督・脚本を手がけるフランス映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』にイ・ビョンホンジョシュ・ハートネット、ショーン・ユーらと共演していることが11日(土)、わかった。木村が演じるのは、人の痛みを自らの肉体に引き受ける不思議な力をもつ男で、関係者によると物語のキーパーソン的な人物になるという。木村の外国映画出演は5年ぶり。日本公開は6月6日。

村上春樹の大ベストセラー小説『ノルウェイの森』を映画化するトラン・アン・ユン監督 (C)zoom studio 

村上春樹の大ベストセラー小説『ノルウェイの森』を映画化するトラン・アン・ユン監督 (C)zoom studio 

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 ユン監督は、『青いパパイヤの香り』(1993年)、『シクロ』(1995年)で、カンヌ国際映画祭やヴェネチア国際映画祭など数々の映画賞を受賞し、世界的な評価を集めたフランスの俊英。次回作には村上春樹の大ベストセラー小説を映画化する『ノルウェイの森』(2010年公開予定)が控える。

 『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』は、他人の痛みを身代わりとなって引き受ける不思議な力をもつ男(木村)が失踪し、その父の依頼により元刑事の探偵(ジョシュ)が捜索の旅にでる物語。そのなかで、マフィアのボス(イ)も彼を探していることがわかるが、男は全身に致命的な傷を負い身動きできない姿でいる……。撮影は、アメリカ、フィリピン、香港で行われ、ユン監督が世界中の豪華キャストを迎えて放つ壮大なサスペンス大作に仕上がっている。

 撮影にあたり、演出についての木村との話合いは2時間だけだったとするユン監督は「現場で拓哉は大枠だけを知りたがり、即興で演じることを何より楽しんでいた」と現場の様子を明かす。しかし、木村は、監督が求める要素を作り上げていくために、メークや特殊効果、大道具のそれぞれの担当者と話合い、直接指示を出してシーンを完成させていたという。ユン監督は「ときに私が考えていたものと違うものが返ってきたが、大概それがすばらしい映像を産み出した」と木村を高く評価している。

 映画は、クランクインから完成までに1年半かけている。ユン監督は、製作の過程ではキャスティングに大変な困難があったことをもらしながら、今回の配役を「役者に求めているのは、才能に加えて役に適した人間性が外見からにじみ出ていること。彼らの過去の出演作を観て才能に感銘を受けた」と語っている。

 そして、物語のキーパーソンを演じる木村については「大変ハンサムだけど、この映画では彼の新たな美しさを表現している。間違いなくいまだかつてない拓哉を観ることができるよ」とコメントしている。

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