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ガッツ石松、なだぎの初主演映画に「OK牧場」

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 “平成のつげ義春”と評される漫画家・いましろたかし氏の作品を実写映像化した映画『デメキング DEMEKING』の完成披露舞台あいさつが4日(水)、都内で行われた。無気力な高校生・蜂屋役で映画初主演を果たしたなだぎ武は「素晴らしいデビュー作になりました」と清々しい顔であいさつ。蜂屋の父親役で共演したガッツ石松は「長い芸歴のなかで主役をやる人にはそれなりの光がある。君にはそれがあったな」と含蓄のある言葉でなだぎを褒め称え、観客から感嘆の声があがった。

映画「デメキング」完成披露試写会でのなだぎ武 

映画「デメキング」完成披露試写会でのなだぎ武 

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 『デメキング』は『ビジネスジャンプ』誌(集英社)で1991年に連載され、わずか14話で打ち切りとなった幻の作品。そのシュールな作風は当時から密かな話題を呼び、漫画家・浦沢直樹も影響を受けて『20世紀少年』が誕生したといわれている。いましろ氏の独特の世界観を映像化するのは困難と言われたが、脚本や絵コンテを原作者自身が担当し、寺内康太郎監督が8ヶ月かけて撮りきった。

 謎の存在“デメキング”を信じる無表情で無気力な高校生を演じたなだぎに対して、ガッツは「ニートはいかんよ。若者は志を持ってがんばるしかない」と諭すと、「指をさして向かって行く、そこにあるのが志。たまにはいいこと言うだろう」と自画自賛。寺内監督には「カット割がよかったね」とニッコリして見せた。

 その一方で、「デメキングって何なの?」といましろ氏を問い詰めるガッツを、なだぎが「出来上がった映画見ていないんですか〜」となだめる場面もあり、寺内監督は「映画を体感して、自分の中の“デメキング”を再確認してほしい」と説明した。

 この日も「何気なく、さりげなく、いつものペース」で舞台あいさつに立ったガッツだが、最後には「この映画の見どころは・・・、メイビー、たぶん、OK牧場」と締めくくり、観客を安心させていた。

 舞台あいさつには、ほかに主題歌を担当したpe’zmoku(ぺズモク)のメンバー2名も出席。映画には本上まなみ、山本浩司、浅見千代子らも出演する。3月7日より渋谷シアターTSUTAYAほかにて全国公開。

関連写真

  • 映画「デメキング」完成披露試写会でのなだぎ武 
  • 映画「デメキング」完成披露試写会でのガッツ石松 
  • 映画「デメキング」完成披露試写会の様子 
  • (C)2009いましろたかし/「デメキング」製作委員会 

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