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『おくりびと』滝田監督と本木、「奇跡の大逆転」凱旋会見

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 米アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した『おくりびと』の滝田洋二郎監督と主演の本木雅弘が28日(土)、都内で凱旋会見を行った。滝田監督は「奇跡の大逆転で外国語映画賞を頂きました。日本映画が認められたことを誇りに思います」と挨拶。同日夕方に帰国し、成田から会見場へ駆けつけた本木は「(取材カメラの)フラッシュ浴びたら、授賞式のステージで照らされたスポットライトを思い出し、喜びもひとしお」と、はつらつとした笑顔を見せた。

オスカー像を持って、凱旋記者会見を開いた滝田洋二郎監督(右) と本木雅弘 

オスカー像を持って、凱旋記者会見を開いた滝田洋二郎監督(右) と本木雅弘 

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 本木は、26日に帰国した滝田監督よりも2日長くロサンゼルスにとどまり、短いオフを楽しんだ。「すっかり通常の状態に戻ったコダックシアター(授賞式会場)の建物を見上げながら、受賞は幻だったのではないかと思ったりしていた」とコメント。現地の新聞や雑誌でアカデミー賞の記事を目にするたびに、「実感がじわじわ沸いてきた」という。「帰国したばかりで、日本での興奮に、じかに触れた感じはまだありませんが、すれ違う方々に祝福されて幸せな気分です」と嬉しそうに心境を明かした。今後については、「アカデミー賞の喜びと重みをいかに忘れていくかがこれからのテーマ。すべての出来事を素直に受け止めて行きたい」と抱負を語った。

 滝田監督は「アカデミー賞がプレッシャーになるかもしれないが、これまで通り、自分の勘を信じて、いい映画を作り続けていきたい。数奇な人生は歩みたくないからね」とジョークを交えながらも、表情を引き締めていた。

 『おくりびと』は、公開から25週目に入るロングランで、全国188スクリーンで上映中。連日満員の盛況で、今後も上映場所も増える予定だという。受賞した23日から5日間だけで300万人を動員、興行収入は35億円(速報値)を超えており、公開国も38ヶ国に増えている。



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