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　中国女優のチャン・ツィイーが25日（水）、都内で行われた映画『花の生涯〜梅蘭芳（メイ・ランファン）〜』のプレミア上映会で共演者のレオン・ライ、安藤政信と舞台あいさつを行った。2年ぶりに来日したツィイーは、第81回米アカデミー賞でオスカーを受賞した映画『おくりびと』『つみきのいえ』を挙げ「なんてすばらしいことでしょう。アジアの映画人として、引き続き良い映画を作ってほしい」と、我がことのように喜んで祝福した。

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　チャン・カイコー監督最新作の同作は、世界中の京劇を広めた伝説の女形俳優・梅蘭芳の波乱万丈な人生を描く。歴史上存在した男形女優・孟小冬（モン・シァオトン）役を演じたツィイーは「2ヶ月間、髭を身に付けて靴を履いて練習した。2分ぐらいしかない映像だけど、一所懸命に練習しました」とプロ意識の高さをみせる。安藤も北京語習得に励み「吹替えは当たり前に使われるけど、自分の声で伝えたいと思った」と今作への並々ならぬ思い入れを明かした。

　安藤の役作りの姿勢にレオンは「感服ですよ」と太鼓判。ツィイーも「凄く良かった。引き続き（北京語を）頑張ってほしい。いずれ（再）共演したい」とラブコールを贈った。

　ツィイーは最後に「日本のみなさんにおめでとうと言いたい。2つ、オスカー賞を受賞したことはなんてすばらしいことでしょう」とコメント。アジアをはじめ世界をまたに駆けて活躍する女優にとっても、日本映画のアカデミー受賞の吉報はうれしかったようだ。

　映画『花の生涯〜梅蘭芳（メイ・ランファン）〜』は3月7日（土）より公開。