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『つみきのいえ』金星!短編アニメの米アカデミー賞受賞

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 第81回アカデミー賞の授賞式が23日(月・現地時間22日)、米国ロサンゼルスの映画芸術科学アカデミー(コダック・シアター)で開催され、加藤久仁生監督の『つみきのいえ』が短編アニメーション部門で初のオスカー像を獲得した。2003年の宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』(長編アニメーション部門)以来の日本人による米アカデミー賞の受賞。オスカー像を手にした加藤監督はスピーチで関係者に「Thank you」を連呼した。

短編アニメーション部門を受賞した『つみきのいえ』(c)ROBOT 

短編アニメーション部門を受賞した『つみきのいえ』(c)ROBOT 

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 同作品は、映画『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズを手がけた映像制作プロダクションのロボットが製作した、上映時間12分4秒のアニメーション映画。水位の上昇によって、家を上に建て増しして、まるで「積み木」のような家に住んでいるおじいさんの、家族との思い出の物語だ。脚本は、同社所属の平田研也が手がけた。

 加藤監督は、1977年生まれの31歳で、幼少のころから宮崎駿、高畑勲両監督らのスタジオジブリ作品を見て育った世代。ノスタルジックな哀愁に満ちた欧米的なタッチの画風が持ち味で、同作品は昨年6月のフランス・アヌシー国際アニメーション映画祭の最高賞(アヌシー・クリスタル賞)とこども審査員賞をダブル受賞するなど海外でも評価が高く、今回の米アカデミー賞を含めて、国内外13の映画祭・映画賞で20冠を獲得した。

 現在、DVD『pieces of love Vol.1 つみきのいえ』 が発売中。


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