ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

ザック・エフロン来日インタビュー「個性に美は宿る」




 ディズニー・チャンネル・オリジナル・テレビ映画として放送され、全米で社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録した『ハイスクール・ミュージカル』、『ハイスクール・ミュージカル2』。その人気は、米国だけにとどまらず、日本でもDVDが大ヒット。そして、待望のシリーズ最新作が劇場版映画になってついに日本に上陸。2月7日(土)より『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』が全国公開される。


【写真】その他の写真を見る


 『ハイスクール・ミュージカル』シリーズの成功によって、次世代のハリウッドを背負って立つ俳優の一人と目されているのが、主役のトロイ・ボルトン役を演じたザック・エフロンだ。1月下旬、映画のPRのため、ヴァネッサ・ハジェンズとともに来日。「この作品を永遠につくり続けていたいけれど、『成長』をメッセージに込めているので僕らも今回で卒業です」と宣言していたザックに話を聞いた。


◆映画のフィナーレは決して忘れることができない



 イースト高校バスケ部のキャプテンで学校の人気者トロイ(ザック)と数学界の天才で優等生のガブリエラ(ヴァネッサ)。最上級生となり、バスケの最後の大会、卒業ダンスパーティ(プロム)、恒例のスプリング・ミュージカルショーなど、華やかなイベントが目白押しの中で、2人は卒業後の進路のことで悩んでいた・・・。『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』は、人生の分岐点に立つ若者たちが、それぞれ殻を破り、新しい事に挑戦する中で巻き起こる奮闘や友情の大切さを、エキサイティングなダンスナンバーで盛り上げながら描いたミュージカル映画だ。


――お気に入りのシーンは?

ザック:オープニングの「Now or Never」かな。バスケの試合をやりながら、ミュージカルが展開されるなんて、斬新でしょう!ケニー・オルテガ監督のビジョンに、すごくインスピレーションを受けたよ。


 そして、映画のフィナーレは決して忘れることができないと思います。本当に、みんなと卒業したって感じで。ちょっと悲しくて、ほろ苦くて、忘れがたい瞬間でした。


 一番、撮影中に大変だったのは「The Boys Are Back」のシーン。車の解体場でのロケ撮影だったので、ダンスをするには理想的な場所とはいえなかった。足下には、ガラスの破片や木材、車のパーツが散らかっていて。僕が一番ケガをしたのが、その時の撮影です。


――トロイとガブリエラの恋の行方も気になりますが、ついにキスシーンが実現したとか?

ザック:シリーズ3作品目にして、やっとという感じです(笑)。当然あるべきキスシーンだったと思う。撮影中は気にならなかったけど、後で見たら、ずいぶんキスをしている時間が長いな〜と思って、ちょっと恥ずかしかったです」


――トロイは高校卒業後の進路について悩み、ある決断を下しますが、ご自身の経験に重なる部分はありましたか?

ザック:俳優の仕事を始めてから、学業と仕事の両立が難しくなってしまって、勉強することもすごく好きだったし、成績も良かったんだけど、最終的に俳優の仕事を選びました。タフな選択でした。


(今回の映画の)トロイは、親からのプレッシャーがあまりにも大き過ぎて、心のバランスを崩してしまったけど、僕はそれほど両親からプレッシャーをかけられるようなことはなかった。子供に選択させて、それをサポートしてくれるタイプの親だったし、僕も友人や親の助言を求めるタイプ。もちろん、何かに悩んで、突然、歌ったり、踊ったりもしないよ(笑)。


――『ハイスクール・ミュージカル』の人気の秘密は何だと思いますか?

ザック:若い世代に響くものがあるからなんじゃないかな。実際、高校生のための作品でもあるし。若々しくて、楽しくて、エキサイティングで、高校を舞台に明るくハッピーな作品にしたいという、ケニー監督自身が若い魂の持ち主なんだ。



◆個性に美は宿ると僕は思っています



――日本滞在を楽しんでいますか?

ザック:ホテルでMTVをつけたらTERIYAKI BOYZが出ていた。その後、外出したら、たまたまA BATHING APE(ア・ベイシング・エイプ)の店に行き当たったので、ジャケットを購入したよ。アメリカでは売っていないだろうと思ってね。それから、築地市場に行ってマグロをひきずる道具を買ったんだ。僕も家で魚を引きずるためにね(笑)。


――将来の夢は?

ザック:自分が映画に対して、興味を持っている限り、充足感を得られる限り、映画作りに関わっていきたい。やればやるほど、すばらしい監督に出会う機会に恵まれていく。


 こういう映画に出たいとか具体的なことは言えないけど、何かしらインスピレーションを与えられる作品に関わっていきたい。最近、見たウディ・アレン監督の『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ(邦題:それでも恋するバルセロナ)』はすごく美しい映画で、例えばそういう作品もいいな、とか。そういう感じで、毎日変わるけど。まずは、これからの数年間にいい映画を作ることかな?


――2007年にティーンチョイス・アワードで誰もがうらやむ“イケメン”賞を受賞。セクシーの秘けつは?

ザック:個性に美は宿ると僕は思っています。人生にはいろいろあるけれど、いちいち落ち込んだりしないこと、常にポジティブなものの見方をしていれば、そのポジティブさを他人が自分に対して感じてくれるんじゃないかな。それと、野菜をたくさん食べることも大事だよ(笑)。


PROFILE
ザック・エフロン

1987年10月18日、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。11歳から演技を始め、いくつかのテレビドラマにゲストとして出演。2002年に本格デビューし、03年に出演したテレビ映画『Miracle Run(原題)』でヤング・アーティスト・アウォーズ最優秀パフォーマンス賞(テレビ部門)にノミネートされる。06年ディズニー・チャンネルのテレビ映画『ハイスクール・ミュージカル』で主人公トロイを演じブレイク。07年『ヘアスプレー』に出演したほか、映画・テレビ・ミュージカルと多方面で活躍を続ける。最新主演作に、リチャード・リンクレイター監督、ロバート・キャプロウ原作の思春期の青年の成長物語『Me and Orson Welles』(08年)、コメディ・ドラマ映画『17 Again』(09年)がある。
『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』公式サイト>>
 

関連写真

  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
タグ

    オリコントピックス

    あなたにおすすめの記事

    メニューを閉じる

     を検索