ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

『おくりびと』が第81回アカデミー賞外国語映画部門候補5作品に選出 邦画5年ぶり

■その他の写真はこちら

 映画の祭典『第81回アカデミー賞』のノミネートが22日(木)、発表された。発表前から話題を集めていた滝田洋二郎監督の『おくりびと』(英題『Departures』)が外国語映画賞部門の候補5作品に選出され、滝田監督は「大変光栄」、主演の本木雅弘は「信じがたい出来事にボウ然と悦びをかみしめています」と喜びのコメントを発表した。監督及びキャストのコメント全文は以下。

外国語映画賞部門5作品にノミネートされた『おくりびと』(松竹) 

外国語映画賞部門5作品にノミネートされた『おくりびと』(松竹) 

写真ページを見る

◆滝田洋二郎監督
映画人の憧れ、夢であるアメリカアカデミー賞(外国語映画賞部門)ノミネート、大変光栄であり、誇りに思います。『おくりびと』はきわめて日本的な物語でありますが、死という人間にとって普遍的なテーマを、国や言葉を越えてスクリーンの中で世界中の人々に理解して頂けた事をとても嬉しく思います。
アメリカアカデミー賞ノミネートに心から感謝いたします。
たくさんの人に観ていただきたく思います。楽しみです。ありがとうございました。

◆本木雅弘 ※直筆
信じがたい出来事にボウ然と悦びをかみしめています。
作品も生き物で…人間同様、多くの皆さんに愛された結果、大きく成長できたのだと思います。
ありがとう御座居ました。

広末涼子
このようなとても大きく名誉のある賞に、ノミネートされたという一報を聞き、想像もしていなかったのでただただ驚いています。
本当に心から嬉しく思います。

山崎努
『おくりびと』のこと

アメリカアカデミーとは驚いた。
『おくりびと』は、二年前に撮った作品です。
だから、以前一緒に旅をして仲良くなった友人のようなものです。彼がモントリオールで羽振りを利かせていることは知っていましたが、図に乗ってハリウッドまで行っちまったのか。
風の便りに友人の活躍を聞く気分。
「お前、旅費はどうしたんだ。着ていくものはあったのか」と心配しています。

 同作は本木演じる遺体をひつぎに納める納棺師を通じて、命の尊厳や家族を描いて高い評価を獲得。国内でも主要な映画賞を総ナメしている。邦画が同部門の候補になるのは、2004年の『たそがれ清兵衛』(山田洋二監督)以来5年ぶり。授賞式は来月22日(日本時間)、米ロサンゼルスのコダックシアターで開催される。

 『おくりびと』は現在も東京・新宿ピカデリーほかでロングラン上映中。


 広末涼子

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索