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テレビで今年のNHK『紅白歌合戦』の初登場組を知った。納得といえば納得。Perfume、ジェロ、羞恥心 with Paboなんていったところは予想通りの結果。熟年夫婦たちにとっては秋元順子を大晦日に夫婦揃ってテレビで観れるというのは、来年の夫婦生活について考える良いチャンスかもしれない。今年の紅白のキャッチコピーである“いっしょに。紅白”にはピッタリのキャスティング。年々増加する熟年離婚の抑止力に秋元順子! という隠れた意図があったのかも? そんな中、驚いたのはMr.Childrenが初登場するというニュースだった。
なぜ今年になって歌で勝ち負けを決める番組にMr.Childrenは出場する気になったのか? 勝ち負けを決めるということが嫌でこれまで出演拒否をしてきたという話も聞くのだが……。ま、視聴者側はそもそも、紅組が勝とうが白組が勝とうが関係ない気分で新年を迎えているわけである。阪神が負けて気分が悪くなる父親はいても、白組が負けたからといって不機嫌になる父親などいない。
お正月、親戚が集まった会話の中、紅白歌合戦の結果が話題になって盛り上がることはあまりないのでは。次の日どころか、3時間もすればどちらが勝ったかなど気にならなくなってしまってたりする。
逆に考えれば、Mr.Childrenはそこまで紅白歌合戦の勝敗を気にし続けていたっていうことか? 勝ち負けにこだわるのは決まって勝者のほうだ。Mr.Childrenは音楽業界でいえば勝ち組。勝ち続けているからこそ、勝ち負けにこだわる。もちろん、音楽そのものに勝ち負けはない。優劣などつけることは誰にもできない。それはリスナーの趣味嗜好のみぞ知るところ。ただ、それをとりまく様々なものに勝ち負けはついてまわる。
ここ数年、メジャーレコード会社もそうだが、特にインディーズ業界はメーカーがばったばたと倒産、もしくは縮小という道を余儀なくされている。その数は5年前と比べたら3割程度でしかないかもしれない。実際、そこそこのヒット作品をコンスタントにリリースしていたインディーズレコード会社が年内をもって終了という情報がいくつか届いている。
音楽はどんな形であれ、流通された時点で勝ち負けを強いられる。“差別”という言葉が相応しいかどうかはわからないが、ユーザーは星の数ほどある音楽を“差別”もしくは“区別”して、いちばん多くの票を稼いだものが“ヒット”したと言われ、順列でも“1位”となる。
さて、負けるとどうなるか? レコード会社はつぶれ、所属していたバンドはその会社からCDをリリースできなくなる。やはり、負けるよりも勝ったほうがいい。紅白の勝敗よりも、所属レコード会社の勝ち負けが気になってしかたないというCD売上3000枚前後バンドマンにとって、来年は更に厳しい1年になりそうだ。(文・松本哲也)
テレビで今年のNHK『紅白歌合戦』の初登場組を知った。納得といえば納得。Perfume、ジェロ、羞恥心 with Paboなんていったところは予想通りの結果。熟年夫婦たちにとっては秋元順子を大晦日に夫婦揃ってテレビで観れるというのは、来年の夫婦生活について考える良いチャンスかもしれない。今年の紅白のキャッチコピーである“いっしょに。紅白”にはピッタリのキャスティング。年々増加する熟年離婚の抑止力に秋元順子! という隠れた意図があったのかも? そんな中、驚いたのはMr.Childrenが初登場するというニュースだった。
なぜ今年になって歌で勝ち負けを決める番組にMr.Childrenは出場する気になったのか? 勝ち負けを決めるということが嫌でこれまで出演拒否をしてきたという話も聞くのだが……。ま、視聴者側はそもそも、紅組が勝とうが白組が勝とうが関係ない気分で新年を迎えているわけである。阪神が負けて気分が悪くなる父親はいても、白組が負けたからといって不機嫌になる父親などいない。
逆に考えれば、Mr.Childrenはそこまで紅白歌合戦の勝敗を気にし続けていたっていうことか? 勝ち負けにこだわるのは決まって勝者のほうだ。Mr.Childrenは音楽業界でいえば勝ち組。勝ち続けているからこそ、勝ち負けにこだわる。もちろん、音楽そのものに勝ち負けはない。優劣などつけることは誰にもできない。それはリスナーの趣味嗜好のみぞ知るところ。ただ、それをとりまく様々なものに勝ち負けはついてまわる。
ここ数年、メジャーレコード会社もそうだが、特にインディーズ業界はメーカーがばったばたと倒産、もしくは縮小という道を余儀なくされている。その数は5年前と比べたら3割程度でしかないかもしれない。実際、そこそこのヒット作品をコンスタントにリリースしていたインディーズレコード会社が年内をもって終了という情報がいくつか届いている。
音楽はどんな形であれ、流通された時点で勝ち負けを強いられる。“差別”という言葉が相応しいかどうかはわからないが、ユーザーは星の数ほどある音楽を“差別”もしくは“区別”して、いちばん多くの票を稼いだものが“ヒット”したと言われ、順列でも“1位”となる。
さて、負けるとどうなるか? レコード会社はつぶれ、所属していたバンドはその会社からCDをリリースできなくなる。やはり、負けるよりも勝ったほうがいい。紅白の勝敗よりも、所属レコード会社の勝ち負けが気になってしかたないというCD売上3000枚前後バンドマンにとって、来年は更に厳しい1年になりそうだ。(文・松本哲也)
2008/12/02




