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森田芳光監督、小雪の主演で12年ぶりのオリジナル映画『わたし出すわ』製作

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 森田芳光監督が12年ぶりとなるオリジナル脚本の新作映画『わたし出すわ』を手がけ、女優の小雪が主演することが27日(木)わかった。“お金の存在、使い方、考え方”をテーマに身の回りの人物の人間性や価値観を描いていく本作。森田監督は小雪の起用について「経済のことがわかる人というイメージがあった。キャリアウーマンの雰囲気と人に対する優しさを兼ね備えている。自立する女性たちの共感を得られるのでは」とコメント。撮影は16日(日)より函館でクランクインし、12月25日(木)クランクアップ。公開は2009年を予定している。

撮影現場での小雪と森田芳光監督 

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 『(ハル)』(1996年)以来、実に12年ぶりの森田監督オリジナル作品となる本作は、巨額のブラックマネーを手にした主人公の女性が故郷に戻り、高校時代の友人たちにお金を援助することで、それまでになかったコミュニケーションが生まれ、自分のアイデンティティを確立し、そしてその人たちの未来を変えていく様子を描く。誰にでも必要でひきんな“お金”の存在、使い方、考え方に焦点をあてる。

 森田監督は企画製作にあたり「今、お金のまわりかたは正常なのか等々、これは大きくも小さくも考えられる命題。経済が人の生活を大きく左右しているなか、お金の使い方が不条理に感じられる今だからこそ、この話が必要だと思った」とコメントしている。

 そんな本作で主人公を演じるのが、森田監督作品に初出演となる小雪。森田監督は小雪の起用について「キャリアウーマンの雰囲気と人に対する優しさを兼ね備えているのが小雪さんの魅力。女として、キャリアウーマンとしての両輪が自立する女性たちの共感を得られるのでは」。一方、小雪は初のコンビとなる森田監督に対して「独自の世界観をもっていて不思議な魅力のある方で、今回とても楽しみです。テーマが『お金』や『お金の使い方』などを定義して作られているので、監督を通して私もそのテーマについて新たに発見したり、皆さまに伝えていけるメッセージを見出していけたらと思います」とコメントする。

 なお、小雪演じる主人公の高校時代の友人役には、黒谷友香、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦、小池栄子の出演が決定。仲村トオルは謎の男役で登場する。今回、小雪にとって全員が初共演となり「セッションがすごく楽しみです。森田さんの世界観をどういう風に伝えていけるかも楽しみにしています」(小雪)と豊富を語っている。

 またその一方、函館にてクランクイン初日を迎えた小雪は「やっぱり北海道だからおいしいものも食べて、ちょっとグルメツアーをしてみたいです(笑)。よい温泉も発見したいなと思います」と撮影中の秘かな野望ものぞかせた。

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