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　加熱する『篤姫』人気を受け、NHK大河ドラマ初のファンミーティングが20日（木）、東京・渋谷のNHKホールで2部構成で開催された。劇中のテーマソング12曲を演奏した1部の『篤姫コンサート』に続き、2部では主演の宮崎あおいと松坂慶子によるトークショーが行われた。1年にわたって篤姫役を演じた宮崎は「（篤姫のことを）考えるとすぐ泣いちゃう」と感慨深げ。今後の女優人生の糧として「彼女みたいに、覚悟を持って生きていきたい」と力強く抱負を語った。

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　視聴者の声に応え、9月29日より第1話からの集中アンコール放送をスタート。10月5日の本放送ではビデオリサーチ調べで最高視聴率28.1％（関東地区・番組平均）を記録するなど、高まる人気を証明するかのようにこの日も3000人以上の篤姫ファンが集結した。

　篤姫の教育係である幾島役を演じた松坂が「篤姫の成長とともに、あおいちゃんもさらにたくましくなっていく。見ていて楽しかった」と母親のような視線を送ると、宮崎は「戦友みたいな感じ」と松坂との関係を表現した。また、篤姫の夫・徳川家定役の堺雅人について宮崎は「初めて会ったのに、初めて会った気がしない。（夫役が）堺さんだったから出来たお芝居だったと思います」と満面の笑顔で振り返った。

　同作に関わったことで宮崎は「自分で守りたいと思う人が増えたことが幸せ」と万感の想いを込め「（篤姫を演じたことへの）感動が自分の中で残っている。この感動は一生失いたくない」と、作品との出会いでつかんだ確かな手応えを幸せそうにかみ締めていた。