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想田和弘監督、釜山映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞

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 第13回釜山国際映画祭(10月2日〜10月10日)のドキュメンタリー・コンペティション部門に出品されていた想田和弘監督の『精神』が、最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。想田監督は「まったく期待していなかったので驚きましたが、大変光栄です。勇気を持って素顔で映画に出てくれた患者さんやスタッフの皆に感謝しています」とコメントしている。

想田和弘監督『精神』(2009年初夏公開予定) 

想田和弘監督『精神』(2009年初夏公開予定) 

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 『精神』は、ドキュメンタリー映画『選挙』で話題を呼んだ想田監督の観察映画第2弾。岡山県岡山市の精神科診療所を舞台に、患者や医師、ヘルパー、スタッフなどが織り成す複雑な世界を赤裸々に描き出す長編ドキュメンタリー。ナレーションやテロップなどによる説明や音楽を一切使用せず、心の病に苦しむ人々の素顔や、取り巻く世界に肉薄する。

 本作は、アジア発のドキュメンタリー製作を支援する釜山国際映画祭AND基金の助成を受け、この秋に完成。同映画祭ドキュメンタリー・コンペティション部門に正式出品され世界公開をとげていた。この後、台湾国際ドキュメンタリー映画祭、ドバイ国際映画祭への出品が決定しており、2009年のベルリン国際映画祭またはカンヌ国際映画祭でヨーロッパプレミアを行う予定。
 日本公開は2009年初夏を予定している。

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