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　小学生が妊娠し出産をする衝撃的な内容が公開前から物議を醸していた映画『コドモのコドモ』の初日舞台挨拶が27日（土）、都内の劇場で行われ、主演の甘利はるな、麻生久美子、谷村美月、萩生田宏治監督、主題歌を歌う奥田民生が登壇。問題の出産シーンについて甘利は、「一番の思い出は出産シーンです。大変だったんですが、みんなとちがらを合わせてがんばりました」と語った。

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　その映画の内容についてロケ地で撮影の支援を抗議する声があがることもあり、これまでにも話題になっていた本作。萩生田監督は、公開までたどりついた思いを「キャストと信頼できるスタッフの力を借りて初日を迎えることができました。感無量です」と挨拶。

　さらに「小学校5年生の子供の妊娠、出産というちょっと驚くべき、現実ではありえない物語を作るにあたり、8人の子供たちの成長はめまぐるしいものがありました。毎日リハーサルで、徐々に子供たちの力が出せたと思うのですが、夏、冬との撮影のなかで、冬にはもう自分たちで役を作っていました。そんなところが子供ってすごいなと思いました」と撮影のエピソードを明かした。

　一方、生徒たちの心を掴めず孤立していく教師の姿を見事に演じきる麻生は「難しい役だったのですが、やりがいがありました。子供たちと距離のある先生なので、あまり仲良くしないようにしていたんですが、最後の方では子供たちから話しかけてくれて、夜はゲームをやったりしました（笑）」。

　谷村は「この映画は、はるなさんも含め、撮影中は子供たちのパワーを感じていました。観る人にもそのパワーが伝わればいいなと思います」とアピールした。

　そして、監督への花束をもって登壇した奥田は、初の書き下ろしの映画主題歌となった「SUNのSON」について、「最後は天気が良くてなによりと思って。天気がいいってことは、イコール愛と平和ということですからね（笑）」と曲に込めた思いを語った。

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