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是枝裕和監督が初めて泣きながら撮ったドキュメンタリー、12月公開決定

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 『ワンダフルライフ』『誰も知らない』などで国内外で高い評価を受ける是枝裕和監督が、歌手Coccoに密着するドキュメンタリー映画『大丈夫であるように −Cocco 終らない旅−』を製作し、12月に公開することが決定した。多くのテレビドキュメンタリー番組を手がけてきた是枝監督だが、今回「泣きながらカメラを回したのは生まれて初めて。この感情をひとりでも多くの人たちと共有できたら」とコメントしている。

Cocco初のドキュメンタリー映画、12月公開へ 

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 もともとテレビマンユニオンに所属し、『しかし…』(1991年/フジテレビ/ギャラクシー賞優秀作品賞)、『もう一つの教育〜伊那小学校春組の記録〜』(1991年/フジテレビ/ATP賞優秀賞)などのテレビドキュメンタリー番組を手がけてきた是枝監督。映画では初監督作『幻の光』(1995年)が第52回ヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞し、その後もワンダフルライフ』(1998年)『誰も知らない』(2004年)などで高い評価を受けてきた。

 そんな是枝監督が、歌手Coccoの初のドキュメンタリー映画を撮ることになった。そのきっかけとなったのは、ライブ・アースでジュゴンのことを語り、唄うCoccoの姿を見たことだったという。「僕のなかで何かが震えた。何かしたい――素直にそう思った。だから、撮らせてもらうことにした」(是枝監督)

 Coccoは、1997年のデビューとともに、聞き手の心に迫るボーカルと圧倒的なパフォーマンスで、一躍日本の音楽シーンに躍り出た。突然の音楽活動中止後も、故郷・沖縄での「ゴミゼロ大作戦」の開催、ベストセラーとなった絵本の執筆などでもその才能と行動力を発揮。様々なアーティストに多大な影響を与えている。

 「歌うことで何ができるのか?生き続けることで何がうまれるのか?」という熱いメッセージを送り続けるCoccoに是枝監督は静かに寄り添い、彼女の魂の軌跡を映し出した。是枝監督は「泣きながらカメラを回したのは生まれて初めてだ。この感情をひとりでも多くの人たちと共有できたらいいなあと、今、強く思っている」と本作への思いを熱く語る。

 ドキュメンタリー映画『大丈夫であるように −Cocco 終らない旅−』は、デビュー10年目の節目に開催されたCoccoの全国ライブツアー、そして地元・沖縄での日常を取り上げる。
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