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ハセキョー、河瀬監督との“不協和音”を払拭

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 女優・長谷川京子が11日(金)、都内劇場で行われた主演映画『七夜待(ななよまち)』(今秋公開予定)の完成披露試写会に出席。撮影前、河瀬直美監督が長谷川を「評価できる演技ではない」と酷評したことが話題になるなど、2人の“不協和音”が取り沙汰されるなか監督と手をつないで登壇し「人間の本質を撮ってくれた」と振り返るなど、お互い歯に衣着せぬトークで会場を盛り上げた。

 昨年の第60回カンヌ国際映画祭で出展作品『殯の森』が審査員特別グランプリを受賞した河瀬監督の最新作は、監督の故郷・奈良とタイを舞台に「新しい自分に出会う」ことをテーマにした作品。タイとフランスの俳優・スタッフが8割を占め、台本やセリフも存在せず、唯一、その日の撮影予定だけをメモで渡すという独自の演出で、今月22日に30代へ突入する長谷川の“素”を引き出した。

 この日も「長谷川さんのこと、正直知りませんでした」と“毒舌”を緩めない河瀬監督は、奈良での撮影時に「(長谷川と)似ている部分があって、よく間違えられた」とコメント。9歳差で、トップモデルから女優へと転身した長谷川と近しい部分があったと強調するも、これが観客から悪ノリに映ったと思ったのか「ビジュアルじゃないですよ…」と否定する一幕も。

 一方の長谷川は、本人が知らぬ間に「監督やスタッフとのやり取りがマイクで録音された」「寝起きの状態で『汗をかいた表情を撮りたい』と言われて走らされ、汗が出ないとロケで使うタクシーのなかに20分間待機させられた」など、撮影中の演出を終始、苦笑いしながら報告。ただ、監督からイジめられたという報道などについて「(そんな)事実は本当に無い。デビューしてポジションに恵まれたぶん(女優としての成長など)悩んでいたこともあるなか、人間の本質を撮ってくれた方だと思う」と素直な心情を吐露していた。

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