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　“ナニワの天然娘”こと人気女性お笑いコンビ・オセロの松嶋尚美が16日（月）深夜、ロックミュージシャンのヒサダトシヒロとの入籍をレギュラー番組『きらきらアフロ』（テレビ東京系）で生報告した。このおめでたいニュースが実は、松嶋の共演者である笑福亭鶴瓶の33年ぶりのテレビ東京“生放送復帰”を大きく後押ししていたことが、関係者の証言などで浮上してきた。

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　この日は早朝から東京・渋谷区役所へ2人揃って入籍届けを提出、その後明治神宮で挙式し晴れて夫婦となった松嶋。その仲人を務めたのは「最初はやるつもりは全く無かった」と苦笑いしつつも、後輩の門出をしっかりと祝った鶴瓶だった。松嶋は交際前、ヒサダと2人で街を歩いていた時に偶然鶴瓶と遭遇し「別に悪いことしてへんのに、何故かお父さんに見えた」と話しており、まさに松嶋の芸能界における“父親”のような大事な存在だったというのは、言うまでもない。

　今でこそ、その巧みな話術で幅広い世代から支持されている鶴瓶だが、若かりし頃だった1975年、当時生放送だった『独占！男の時間』スタッフの悪態ぶりに業を煮やし、イチモツをカメラの前で露出する大事件を引き起こした。その後、2003年の『出張きらきらアフロ』まで27年間、同局へは出入り禁止状態が続いていた。

　そんななか「自由な発想で、フレキシブルに動けるのが強み」（番組関係者）というアフロと松嶋のド天然なトークがハマり、放送地域は番販を含め今や全国30局ネットへと成長。関係者によると、今回のテレビ東京からの生放送はおよそ1ヶ月前に決定したという。本人も「やったらあかんもんといいものの分別はつく」と過去の大失態を反省しており、松嶋の結婚や番組での“生発表”が決め手となって、鶴瓶の同局33年ぶりの“生出演”が具体化につながったという。

　放送中には「オンタイムですよ！ 出演しても大丈夫ですかね？ 今も、訳がわからんまま出ていますよ！」と四半世紀以上前の事件をカメラと連動して自ら再現しつつコメント。ひととおりしゃべり終えるとしゃべり終えると「そういう意味では、思い出のあるスタジオなんですよね」としみじみと語った。彼の相棒である松嶋の結婚は、まさに娘から父への“恩返し”となったようだ。