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　作家で映画監督の辻仁成、元プロレスラーのアントニオ猪木らが16日（月）、都内で行われた映画『アカシアの花の咲き出すころ-ACACIA-』の制作発表会見に出席。同作で初の主演を務める猪木に辻監督は「こんなに凄い俳優はいない。ダイヤモンドの鉱脈を発見したようだ」と興奮気味に語り“俳優・猪木”を大絶賛した。

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　同作は、猪木演じる孤独な72歳の老人と、いじめられっ子の少年との心の交流を描いた感動作。辻監督から直接主演のオファーを受けたという猪木は「老人ですかー！ いやぁ“辻切り”にあったようだね。最初は何を考えてるのかと思ったけど、猪木もおだてりゃなんとかってね。ダッハハハハ！」と得意のダジャレを交えながら出演オファーを快諾したことを明かした。

　約6年振りとなる監督作品に辻は「高齢化の問題、そして先日の秋葉原（無差別殺傷）事件などを考えても、日本には“元気がない”と思っていた。そこで猪木さんにお願いした」と出演の経緯を説明。さらに、「最初の本読みの段階で（猪木が）一切セリフを覚えてきてなくて、この映画はダメかと思ったけど、リハをしていくうちに凄い俳優だと思った。ダイヤモンドの鉱脈を発見した感覚ですよ」と太鼓判を押した。また、噂された妻で女優の中山美穂の同作への出演については「残念ながら別の映画の撮影のため出演はしません。でも応援してくれてます」と笑顔で夫婦円満ぶりをアピールしていた。

　映画『アカシアの花の咲き出すころ-ACACIA-』は11月半ばの完成を予定し、海外映画祭出品も視野に入れつつ、来年中公開予定。

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