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　第61回カンヌ国際映画祭が、現地時間の14日（水）より開幕し、オープニング作品である『ブラインドネス』の関係者一同がフォトコールに登場した。本作に出演する伊勢谷友介と木村佳乃はそろってマスコミの前に立ち、着物姿の木村は作品について「英語で演じるのは初めてだったので戸惑いましたが、決して複雑な作業ではなかったので大丈夫でした」とコメントしている。

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　いよいよ開幕したカンヌ映画祭。今年も日本からは多くの俳優、監督、関係者がそれぞれの作品をひっさげて現地入りし、世界中のマスコミにアピールする。そのなかでも最も注目されているのが、オープニング作品でありコンペティション部門にも出品される『ブラインドネス』（日本11月公開）だ。カナダ・ブラジル・日本合作による同作は、1990年の黒澤明監督『夢』以来18年ぶりに日本の監督または俳優が参加する、カンヌ映画祭のオープニング作品として話題になっていた。

　開幕日にさっそく行われたフォトコールに登場した『ブラインドネス』の出演者ら。伊勢谷友介は、英語での出演について聞かれると、「最初はナーバスでした。でも時には、英語で話すほうが楽ですね。英語はシンプルだから自分の感情を伝えるのに適していると思います」。ジュリアン・ムーアは、作品について「インターナショナルな映画。アメリカ人の出演者は3人だけだったのが珍しい。だからこそ、グローバルな世界を表現できた」とコメントした。

　フェルナンド・メイレレス監督は、異なる国からキャスト、スタッフが集まっていることに「非常にケミストリーを感じた映画」としながら、世界情勢にも触れ「原作は現代性があるのがいい。ハリケーンとかサイクロンなど、いろいろな危機があるが、それらに人間がどう立ち向かうか、そしてどう再構築していくのかを描いている。普遍的な映画だと思う」とメッセージを送った。

　『ブラインドネス』は、謎の伝染病によって視界を奪われた人間たちが、やがてその本性を露わにしていく心理パニック・サスペンス。

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