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ドキュメンタリー公開を前に再び注目される高田渡

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 フォーク界の双璧、高田渡泉谷しげるの本格競演が映画化! 2005年、56歳で急逝したフォーク・シンガー高田渡のライブを中心にしたドキュメンタリー映画『タカダワタル的ゼロ』が、俳優・柄本明らの企画、『それでもボクはやってない』(2007年)『Shall we ダンス?』(1996年)などの大ヒットで知られる周防正行が所属するアルタミラピクチャーズの配給で5月10日(土)より公開される。これにあわせて、公開記念イベントも企画され、舞台となる吉祥寺を中心に、再び高田渡に注目が集まっている。

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 誰もがリスペクトするフォーク界のカリスマ的存在である高田渡のライブに密着した『タカダワタル的』(2004年)から4年。同作の原点となったライブなどの未公開映像を収録し、高田の歌に再び迫る新作『タカダワタル的ゼロ』がいよいよ公開される。

 本作は、1972年の若かりし高田(23歳)の姿で始まり、お気に入りの焼き鳥屋「吉祥寺・いせや本店」でほろ酔い気分で語る様子や、高田を“国宝”とリスペクトする泉谷しげるとの本格競演が実現した2001年大晦日の下北沢ザ・スズナリでの熱いステージを収録。個性際立つふたりのステージ上での打々発止の舌戦の果ては必見。高田と泉谷の競演は、これが最後であり貴重な映像となった。

 このライブを企画したひとりであり、高田を追いかけてきた俳優の柄本明は、ライブの映画化について「僕はただのいちファンです。何かいう立場ではありません。でも、高田渡という人を知らない人が、彼を知るのはいいことだと思います。この映画を見れば、『こんな人がいるのか』と思うはずだから」と公式資料でコメントしている。

 映画公開日(5月10日)には、高田の1968年から2002年の未発表ライブ音源を収録したアルバム『高田渡、旅の記録 上巻』がリリースされるほか、35年ぶりに発見された幻のフォーク・ドキュメント『吉祥寺発 赤い電車』の上映や、スペシャル・ライブなどの映画公開を記念したオールナイト・イベントもテアトル新宿で5月17日(土)に開催される。

 昨年の第20回東京国際映画祭で行われたワールドプレミア上映では、シーナ&ロケッツのふたりが来場するなど話題を集めていた本作だが、映画公開を前にいま再びフォーク・ファン、音楽界が盛り上がりをみせている。

関連写真

  • 高田渡 
  • フォーク界の双璧、高田渡と泉谷しげるの競演 
  • 『タカダワタル的ゼロ』 
  • 『高田渡、旅の記録 上巻』 

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