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【4月10日(日) 沖縄:宜野湾ヒューマンステージ】 3枚目のシングル「NO MORE CRY」が大ヒット、そして続くファーストアルバム『ONENESS』も25万枚を超えいまだにヒット街道爆進中の沖縄在住ヴォーカルデュオ、D-51。初めての長期ツアーとなる『ONENESS TOUR 2005』が、去る4月10日、地元沖縄の宜野湾ヒューマンステージにてファイナルを迎えました。 当日は昼過ぎからあいにくの雨模様。この時期の沖縄にしては低い気温と、だんだん強くなる雨足に不安を抱きつつ会場に向かうと、そこには既に長打の列が! しかも皆、降りしきる雨を気にするでもなく、オープンを心待ちにしている様子。これが沖縄っ子なのか? それとも、一回り大きくなって地元に帰ってくるであろうD-51の2人に会えるのが楽しみで仕方ないのか? ともかく、この日のライヴにあいにくの天候を吹き飛ばす熱気が会場中に充満して、より一層の期待感が募ります。 会場となったヒューマンステージは、開演時間前には満員御礼、120パーセントの入り。当日券目当てで来場したお客さんは、残念ながら涙を呑んだ人も多かったとのこと。改めてD-51の人気の凄さを感じます。ちょうど定刻の19時に、まずは2人の映像がスクリーンに。息の合った(?)2人のやり取りに笑いも起こります。その後暗転したステージに次々にバンドメンバーが登場。最後に2人が登場すると、客席からはもの凄い歓声。中でも「おかえり!」といった暖かい言葉には、2人の顔も自然と笑顔になっているようです。まず1曲目には彼らのメジャー2枚目のシングルとなった「Dreamin' on」。ミディアムなこの楽曲を、以前よりも格段に増した説得力を持って歌う2人には、大きな成長の跡が感じられます。 続いてそのカップリングの「Wonder Love」、そして驚異的な売り上げを記録したインディーズ時代のミニアルバム『STREET BREEZE』収録の「CRAZY LOVE」と、会場を「上げて」いきます。地元に戻ってきた喜びを語ったMCに続き、「風のメロディー」「LONELY SATURDAY NIGHT」とじっくり聴かせた後、彼らが作曲まで手鰍ッた楽曲「希望クラップ」「コーノトリ」と続きます。お客さんの歓声も一際と思いきや、ここで一転、D-51の声とハーモニーの魅力を十分に堪能できる「MILLION NIGHTS」でしっとりと、しかし圧涛Iな説得力で観客を釘付けに。楽しい、明るいだけではない、本当の意味で歌を届けることができるアーティスト、D-51。こんなところは、彼らが好かれる理由の一つなのかもしれません。以降はもう上げ上げ状態の会場に流れてきたのは、デビューシングルにして既に夏の定番曲「TOP OF THE SUMMER」、インディーズ時代からのライヴ定番曲「DANCIN' IN THE STREET」、説明不要の代表曲「LET's TRY」と大盛り上がり楽曲が立て続けに披露され、会場はもうまさに沸点を迎え、本編最後には、アレンジの遊びも加えつつ客席も巻き込んだ大合唱を作り出した「NO MORE CRY」で一旦ステージを降りる2人。でも、お客さんは帰る気配も見せず、鳴り止まない「ディーゴーイチ!!」コールに応え、再びステージに登場。「7Fall 8Rise」に続き、彼らにとっての思い出の楽曲と言って良いであろう、Vlidgeの「You see...」を披露。ここから始まったD-51がこんなに大きくなったんだという彼らの気持ちの表れでしょうか。そして本当の最後の楽曲として、JTA 沖縄便でも聴くことができる「BELIEVER」にて、この日のライヴは終了しました。 ライヴ終了後は、これまでと変わらずのお客さんとの握手を実施。物販、CDなど購入頂いたお客さんへの彼らなりの感謝の気持ちとしての握手は、きっとこれからも続いていくんだろなぁ、それがD-51なんだろうなぁと実感。清々しい気持ちで会場を後にすることが出来ました。既に雨もほぼ上がっていたのは、会場の熱気のせいだとは言い過ぎでしょうか? D-51の魅力って何だろうと、これを書きながら改めて考えました。CDでもライヴでも色々な面で楽しませてくれる声の魅力? もちろんそれは大事な要素ではあるのでしょうが、私はこの日のステージでの2人を見ながら「2人でいること」の重要さを、改めて感じました。YuとYasu。それぞれ個々でもとっても魅力的なのは、言わずもがなです。けれど、2人の声の持つ存在感、パワー、ステージング、おもろいMC(?)などなど、2人がいることによって生み出されるマジックが、きっと彼らの魅力の大本なんだろうなぁと思います。フルアルバムのリリースを経て確実に成長した1人と1人。この日のステージでは、言い古された言い方ではありますが、1+1が2ではなく3にも4にもなるんだということが、見事に体現されていました。いよいよ楽しみになってきた今後のD-51。まずは今回のツアーの追加公演「ONENESS TOUR 2005 vol.2」で、生の2人をチェックです。

(文:渡辺万里子)
『D-51 ONENESS TOUR 2005 vol.2』 5月07日(土) 松山サロンキティ 5月08日(日) 高松DIME 5月10日(火) 名古屋クラブクアトロ 5月12日(木) 大阪BIG CAT 5月13日(金) 渋谷O-EAST 5月15日(日) 旭川Hi-jack■D-51 オフィシャルサイト:http://www5f.biglobe.ne.jp/~d-51/

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