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喜劇王チャップリンがこの世を去って30年

 映画ファンでなくても、山高帽にチョビ髭、ダブダブのズボンにステッキとドタ靴がトレードマークのチャールズ・チャップリンは知っているのではないだろうか。『キッド』『モダンタイムズ』などに代表される彼の作品は、痛烈な社会批判を「笑い」というオブラートに包み、ときにはほろりと泣かせ、多くの映画ファンの心を捉えた。映画で扱われた普遍的なテーマは色あせることなく、時を越えて今もなお愛され続けている。今年はその映画史に燦然と輝く偉大な喜劇王チャップリンが、この世を去ってから30年の節目の年にあたる。

 映画人として成功していた彼が、第二次世界大戦を題材とした『独裁者』『殺人狂時代』というより先鋭的な題材が、政治的な左右両派から非難を浴び、アメリカから国外追放命令を受け、ハリウッドを去る事になったのは有名な話。後に、アメリカ映画界からアカデミー賞特別賞を贈られ、再びアメリカの地を踏むことになるが、それは20年の歳月を経ての和解であった。そして、1977年のクリスマスの朝、スイスの自宅で永遠の眠りにつく。

 チャップリンが、実は、日本通で、浅からぬ関係にあったことをご存知だろうか。ある映画評論家によると、彼のステッキはわざわざ日本に注文して作らせた物だという。また、彼の秘書は高野虎市という日本人であった。こうした事もあって、日本でも没後30周年にあたってのさまざまな企画が計画されている。フランクリン・ミントでは『チャップリン没後30年記念貨幣』や日本チャップリン協会の『チャップリン連続講座』などの特別企画を行っており、この機に、チャップリンが再び注目され始めているようだ。

特別企画の詳細
■チャップリン没後30年記念貨幣
■日本チャップリン協会
■没後30年チャップリン映画祭
■ステッキのチャップリン

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