一風変わった時代劇が登場する。24日放送のフジテレビ系土曜プレミアム『しゃばけ』（後9・00）で、江戸時代を舞台に、回船問屋の一人息子が妖怪たちと謎の殺人事件を解明していく。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した同名小説が原作だ。

　今作でドラマ初主演を務めるニュースの手越祐也は当初、言葉遣いからして難しそうな時代劇に戸惑ったそうだが「原作を読んだらすごく面白くて、江戸研究本に目を通したりして準備しました」と明かす。「妖（あやかし）というアドベンチャー的な夢のある世界と、家族の大切さなどが描かれていて、密度の濃い作品」と手応えを感じている様子。特殊メークやCGを駆使してつくられた妖怪たちにも注目だ。