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　俳優の渡哲也がサラリーマンに扮し、様々な共演者とのコミカルなやり取りが好評の缶コーヒー『ジョージア』CM。そんな人気シリーズの最新作『女スパイ参上』篇に登場する、黒のキャットスーツに身を包み、渡に「緊急指令よ！」と言い放つ、謎の美人女スパイを演じた女優、ペイスー・ウーが現在注目を集めている。

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　ペイスー・ウーは台湾出身の女優で、中国圏での活動はもちろん、99年から日本でも活動を開始。これまでに数多くのファッション誌に登場し、ドラマ、CMと活動の幅を広げてきた。今作で渡哲也と共演したことについて、ペイスーは「父が渡さんの大ファンだったので、共演できたことは凄く嬉しいです。凄く演技が上手で改めて尊敬しました」と流暢な日本語で語る。全身を覆うセクシーなボンデージ衣装については「ちょっと恥ずかしかったです。渡さんにサングラスを投げるシーンも難しくて何度もやり直したんですけど、渡さんもスタッフの皆さんもとても優しくフォローしてくれました」と笑顔を見せた。

　実は彼女、大の親日家で、日本での活動を決めた最大の理由も“キティちゃん”に会えるからだという。「大好きなんです！ 完璧に“キティラー”ですね。部屋もキティちゃんグッズで一杯だし、家具や日用品もすべてピンク色なんですよ。女優として成功したいという思いはもちろんですが、キティちゃんグッズが沢山買えるというのが日本での活動の一番の理由かも」と満面の笑顔で瞳を輝かせた。

　学生時代には哲学を専攻し、日本文学にも深く精通。仕事の合間や移動時間には常に読書を欠かさないという。「村上龍さんや吉本ばななさん、三島由紀夫さんの作品は、ほとんど読みました。女優業と共に、哲学や文学の知識も更に高めていきたいですね」と今後の展望を語ったペイスー。ハローキティと日本文学をこよなく愛する異色の女優に今後も要注目だ。