■CMタイアップ曲好感度8月度（中高生）

　ポルノグラフィティの最新シングル曲、「SUBARUインプレッサ」の「リンク」がNo.1の座についた。彼らの楽曲は、これまでにも「ネオメロドラマティック」や「ハネウマライダー」などが長期にわたってこのランキングを賑わせており、CMとの相性の良さを感じさせる。

「CMの雰囲気と曲の雰囲気があっていて、可愛らしいイメージで好きです」（埼玉県・14歳・女性）「ポルノらしい曲がいい走りをしそうな車というイメージを感じさせる」（東京都・18歳・男性）。一聴しただけで彼らの歌だとわからせるオリジナリティの高さは、着実に若い層へと浸透を続けているようだ。

　夏期講習は受験への重要なポイントという打ち出しで、様々な教育カンパニーがCMを繰り広げているが、CMソングの面では「進研ゼミ」に大きな分があったようだ。これまでにも実際に受講する学生層への認知度の高かった同CMだが、今回はNEWSの新曲「Change the World」で再び人気を集めている。「爽やかな曲と夏のイメージの映像で夏休み先取り感があったから」（東京都・16歳・女性）「応援歌っぽくていい」（千葉県・18歳・女性）。人気アーティストが受験生を応援──CMだからこそ実現できた“15秒のマジック”だ。

　オンエアとしてはかなり前からスタートしていたが、海解禁に合わせるように出稿量が増えた紫外線対策化粧品「ANESSA」のCM曲「また君に会える」が3位に躍進。「ケツメイシらしい夏っぽさが出てる」（神奈川県・13歳・女性）「久々にケツメっぽい曲だと思ったから」（東京都・17歳・男性）。放映スタートと同時に盛り上がるのではなく、じわりじわりと浸透していく“するめソング”、ケツメイシらしい動きといえる。

　15位に「FREAKY」が入った倖田來未だが、同曲以外に7曲の楽曲が回答に上り、それらを合計すると2位に匹敵する得票を上げた。彼女の歌が、それだけCMの世界に欠かせない存在として光り輝いている証拠だろう。

■8月度CM好感度ランキング（中・高校生）

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（2007年7月05日〜7月09日、1都6県在住の中・高校生男女各300人、計600人にインターネット調査したもの）