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デジタル配信用映画『メタル侍』

コロムビアと東映が共同でデジタル配信用映画を製作
京都太秦から時代劇を発信 第一弾は『メタル侍』

 5月24日、コロムビアミュージックエンタテインメントと東映は、ネット配信、放送、パッケージ販売など、マルチユースを前提とした映画製作プロジェクトを立ち上げたことを発表。都内で第一弾作品『メタル侍(ざむらい)』試写会と記者発表が行われた。コロムビアの持つ音源とネット配信システム、東映京都撮影所(京都・太秦)の持つ制作技術を組み合わせることで、新感覚の時代劇を発信していく。

 作品は、平均5分を1ロールとし、4〜5ロールで一話となる。最初から短い単位に分けて制作しておくことで、PCおよび携帯電話向けの配信や、テレビ放映、劇場公開、DVDパッケージなど、様々な形に応用できるのが特徴。

  『メタル侍(ざむらい)』
監督・脚本:兼崎涼介
内気で日本語が苦手な謎の浪人・松平出洲之進(まつだいら・ですのしん)。想いを寄せる町娘・おみつに危機が迫った時、彼はヘビーメタラーの姿に変身。エレキギターの爆音で悪人を懲らしめるのだった…。必殺技は「メタル技48手」。
(C)東映京都撮影所、コロムビアミュージックエンタテインメント
 レコードメーカーが映画製作に乗り出すのは異例で、C社代表執行役社長兼CEOの廣瀬禎彦氏は事業の目的について「音楽CDの売上がどんどん減る一方で、DVDは伸びている。音楽と映像の結びつきを強くすることによって、音楽パッケージの付加価値を高めるのがねらい」と語った。劇中の主題歌は、C社所属のメタルバンドであるST-R-U-SHが担当している。

『メタル侍』は、コメディタッチの痛快時代劇。テンポのよい展開で、誰もがイメージするありがちな時代劇の描写を盛り込んであり、親しみやすい。第3話まで完成しており、6月中には配信開始される予定。脚本は東映社内で公募され、社内の新進気鋭の若手監督が起用されたもの。今後も活発な人材活用を行うことで、新たな表現の場としても重要な役割を担う。

 今後製作する作品も、すべて太秦で撮影する時代劇となる。現在『メタル侍』の続編が準備中の他、数本の企画が進行中。年間で8〜10本程度の製作を計画しているとのこと。時代劇を復権させ、京都を新たな映像文化の発信基地とするための起爆剤としても期待されている。



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