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加藤茶、妻・綾菜の“自立支援”に「80代の僕をパシる」

 タレントの加藤茶(83)と妻でタレントの加藤綾菜(38)が27日、都内でファイザーが主催した「高齢者と家族を守る 秋冬の感染症最新事情」メディアセミナーに登壇した。東京都医師会副会長の川上一恵氏とともに、80代の夫を支える日々の健康管理や、秋冬の感染症への備えについて語った。

フォトセッションに応じた(左から)木佐彩子、加藤茶、加藤綾菜、川上一恵氏

フォトセッションに応じた(左から)木佐彩子、加藤茶、加藤綾菜、川上一恵氏

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――寝返りゼロで“生存チェック” 80代の夫を見守る綾菜

 おなじみの「加トちゃんペ」であいさつした茶は、「僕らはもう年ですから、感染するのはすごい怖い」と切り出した。

 綾菜は、茶が80代になってからは「無理をさせず、無理をせず、毎日のちょっとの気づきに気づけるように」と、顔色や唇の色、足のむくみを毎日確かめているという。茶も血圧と体重を自分で測り、「全部自分でA4のノートに記録して、毎日やってます」と語った。

 綾菜は、寝るときにいつも手を組み、寝返りを打たない茶の姿に「なんか不安になって、たまに生存のチェックしてます」と明かした。時々起きて、ベッドに戻らずソファーで寝てしまうこともあるといい、川上氏に「ソファーで寝るのは風邪ひきやすくなりますよね」と言われると、茶は「80過ぎてまだいけないことやってるんですね、僕」と返した。

トークセッションの冒頭、「加トちゃんペ」であいさつした加藤茶

トークセッションの冒頭、「加トちゃんペ」であいさつした加藤茶

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――あえて飲み物を手元に置かない 綾菜の“自立支援”

 茶が「物頼んだ時に、自分が忙しいと、80の僕をパシるんですよね」と打ち明けると、綾菜は「自立をさせようと思ってまして」と理由を説明した。介護の資格を取っているといい、「できるだけ自分の足で歩く期間を延ばそうと思って」、飲み物をあえて手元に置かず、茶に自分で取りに行ってもらっている。

 以前は靴下を履くのも手伝っていたが、今は茶が自分でしているそうだ。川上氏は「ご自身の生活の質を少しでも保つという意味で大切ですよね」と応じた。

毎日の見守りと、夫の自立を支える工夫を明かした加藤綾菜

毎日の見守りと、夫の自立を支える工夫を明かした加藤綾菜

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――「以前と全く同じ生活に戻れるとは限りません」 感染症で失われる“自立”

 川上氏はトークに先立つ講演で、この“自立”が感染症をきっかけに失われることがあると説明した。「高齢者が1週間家で動けず寝て過ごしたらどうなると思いますか? 筋力が落ちます」と問いかけ、認知力の低下や誤嚥性肺炎につながるおそれも挙げたうえで、「治っても、以前と全く同じ生活に戻れるとは限りません」と述べた。

 「もうコロナ終わったんでしょう」という声を聞くことが多いという川上氏。講演で示した厚生労働省の統計(概数)では、2025年に新型コロナで亡くなった人は21,497人で、死因では11番目。インフルエンザ(6,838人)の約3倍にあたる。厚労省は、新型コロナで亡くなった人の98%が65歳以上だとしている。

 定点医療機関から報告された同年の入院患者でも、70歳以上が75.1%を占めた。川上氏は「若い人にとっては軽い風邪のような病気になっているかもしれません。でも高齢者にとっては命をかける病気なんだと思います」と話した。

講演で、感染症が高齢者の生活機能を落とすきっかけになると説明した川上一恵氏

講演で、感染症が高齢者の生活機能を落とすきっかけになると説明した川上一恵氏

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――接種率は1割台。家族は通知の確認と付き添いを

 65歳以上などを対象にした新型コロナワクチンの定期接種について、川上氏は接種率が下がってきていると指摘した。示されたデータでは、2024年秋冬は19%(厚労省の集計)、2025年秋冬は11%(主催者が65歳以上に行った調査)だった。接種に来た高齢者からも「コロナはもういいかな、終わったんでしょ?」「もう飽きた」という声が聞かれ、痛みや発熱などの副反応を嫌がる人も多いという。

 自治体の案内がウェブサイトやメールだけでは高齢者に届きにくく、東京都医師会は郵送での通知を続けるよう求めているという。

トークセッションで、川上一恵氏に質問する加藤茶

トークセッションで、川上一恵氏に質問する加藤茶

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 トークセッションでは、茶の「感染しないためには、どうしたらいいんでしょうかね?」という質問に、川上氏が「無理をしないこと、それから栄養しっかり取ること、休息を取れるようにすること、そしてワクチンを打つこと」と答えた。

 ワクチンの役割を問われると「予防接種を打つと、かからなくなると思ってる方多いんですけれども」と前置きし、かかりにくくなるのに加えて重症化を防ぐ役割があると説明した。家族に向けて川上氏は、本人が定期接種の対象かどうか、自治体からの通知が届いているか、どこで受けられるかを確かめてほしいと説明。「最終的にはご本人が受けようということを決めていただかないといけない」とも話した。

 締めくくりには、重症化のリスクを主治医とも相談してほしいとして、「ぜひ一緒に連れて行く、連れて行ってあげるということをお願いしたい」と呼びかけた。

フォトセッションでボードを手に並んだ加藤茶(左)と加藤綾菜

フォトセッションでボードを手に並んだ加藤茶(左)と加藤綾菜

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 最後に茶は「昔よく言ってました。『風邪引くなよ』。一番大事」と会場に語りかけ、綾菜は「大事なパートナーを守るためにも、自分がちゃんと予防していきたいなと思う」と話した。

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