俳優の西島秀俊が主演する中島哲也監督の映画『時には懺悔を』(公開中)が、9月18日より台湾で劇場公開される。現地タイトルは『懺悔』。西島から喜びのコメントが寄せられた。あわせて、スペシャルニーズのある子どもたちと出演者が交流する撮影現場のメイキング写真が公開された。
本作は、『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『告白』などの中島監督が、打海文三の同名ミステリー小説を構想18年を経て映画化した、8年ぶりの新作。探偵殺害事件と9年前に起きた新生児誘拐事件を軸に、傷や後悔を抱えた大人たちが、重い障がいのある9歳の少年・新と出会い、変化していく姿を描く。
中島監督と初めてタッグを組んだ西島が、家族との不和を抱えながら生きる孤独な探偵・佐竹を演じる。満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司らが共演している。
台湾公開の決定を受け、西島は「心からうれしく思っています」とコメント。「スペシャルニーズの子どもたちと共に、一つ一つの瞬間に魂を込めて作り上げたこの作品を、台湾の皆さんがどのように感じ、そして受け取ってくださるのか、とても楽しみにしています」と期待を寄せた。
西島は、主演映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が2025年の台北金馬映画祭でクロージング作品に選ばれ、今年1月には台湾でも劇場公開された。台湾を代表する俳優グイ・ルンメイとの共演でも注目を集めており、『時には懺悔を』で再び台湾の観客に作品を届ける。
本作には、重い障がいのある9歳の少年・新役を演じたしんすけくんをはじめ、スペシャルニーズのある子どもたち20人以上が、俳優として出演している。
中島監督が重視したのは、スペシャルニーズのある子どもたちを特別な存在として扱うのではなく、ほかの出演者と同じように、物語の中を生きる一人の登場人物として撮影することだった。子どもたちがリラックスし、普段どおりの表情や動きを見せられる環境を整えたほか、彼らが登場する場面は「明るい光を当てたい」との考えから、すべて晴れた日に撮影したという。
公開されたメイキング写真には、西島や宮藤、柴咲らが撮影の合間に子どもたちと過ごす様子が収められている。俳優たちは中島監督から指示されるまでもなく、自ら子どもたちとコミュニケーションを取り、現場には本編の緊張感とは対照的な笑顔が広がっていたという。
写真を撮影したのは、スペシャルニーズスーパーバイザーを務めた安田一貴氏。理学療法士であり、カメラマンとしても活動する安田氏は、監督やスタッフ、出演者と、子どもたちやその家族をつなぐ役割を担った。
安田氏は、写真に写っているのは「子どもたちを“障がいのある子ども”としてではなく、一人の俳優として自然に接し、関わる皆さんの姿」だと説明。「本当に良い作品を一緒につくる仲間として互いに向き合っていたからこそ、この表情や空気感が生まれたのだと思います」と振り返る。
西島は、「映画の終盤で、私が演じる佐竹としんすけくんが演じる新が、初めて触れ合う場面があります。その撮影で自分の感情が思った以上に大きく揺れてしまいました。その後のシーンで中島監督から『もう少し感情を抑えたバージョンもお願いします』と演出を受けたことを覚えています。しんすけくんをはじめ、スペシャルニーズの子どもたちの存在感や笑顔は、本当に素晴らしかったです。役を通して、私自身も心を揺さぶられる瞬間が何度もありました」と語っている。
しんすけくんの母親は、撮影を通して生まれた息子の変化について、次のように振り返る。
「しんすけの日常は、どうしても決まったスケジュールの中で決まったことをすることになりがちです。身体ケアも医療的ケアも、本人の意思よりも体調に合わせ受け身になってしまいます。撮影の現場では、撮影と休憩を繰り返し過ごすことで、しんすけは“本番!”の声を覚えて喜ぶようになり、休憩時間にはスタッフの方々と声を出しておしゃべりを楽しみ、常にご機嫌に過ごしていました。指示の掛け声が決まっていることは彼には分かりやすく、かつ、繰り返し経験することで、自分は今は何をする時間か、次は何をするのか、といったことに意識が向くようになったと感じています」
作品への反響についても、「障がいのある子どもを育てている友人から、『こんな映画を待っていた』という感想をもらいました。障がいについて美化したりせず、ドキュメンタリーではないのに、なぜか当事者家族である自分たちのありのままが伝わってくる。俳優やスタッフの皆さんが、どれだけ学んだ上で撮影に臨んだのかと驚いていました」と紹介。
その上で、「この作品をきっかけに少し立ち止まり、自分と向き合い、誰かと思いをシェアし合う、そんな時間や空間がいろいろなところで生まれてくれたらうれしいです」と願いを語っている。
本作は、『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『告白』などの中島監督が、打海文三の同名ミステリー小説を構想18年を経て映画化した、8年ぶりの新作。探偵殺害事件と9年前に起きた新生児誘拐事件を軸に、傷や後悔を抱えた大人たちが、重い障がいのある9歳の少年・新と出会い、変化していく姿を描く。
中島監督と初めてタッグを組んだ西島が、家族との不和を抱えながら生きる孤独な探偵・佐竹を演じる。満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司らが共演している。
台湾公開の決定を受け、西島は「心からうれしく思っています」とコメント。「スペシャルニーズの子どもたちと共に、一つ一つの瞬間に魂を込めて作り上げたこの作品を、台湾の皆さんがどのように感じ、そして受け取ってくださるのか、とても楽しみにしています」と期待を寄せた。
西島は、主演映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が2025年の台北金馬映画祭でクロージング作品に選ばれ、今年1月には台湾でも劇場公開された。台湾を代表する俳優グイ・ルンメイとの共演でも注目を集めており、『時には懺悔を』で再び台湾の観客に作品を届ける。
本作には、重い障がいのある9歳の少年・新役を演じたしんすけくんをはじめ、スペシャルニーズのある子どもたち20人以上が、俳優として出演している。
公開されたメイキング写真には、西島や宮藤、柴咲らが撮影の合間に子どもたちと過ごす様子が収められている。俳優たちは中島監督から指示されるまでもなく、自ら子どもたちとコミュニケーションを取り、現場には本編の緊張感とは対照的な笑顔が広がっていたという。
写真を撮影したのは、スペシャルニーズスーパーバイザーを務めた安田一貴氏。理学療法士であり、カメラマンとしても活動する安田氏は、監督やスタッフ、出演者と、子どもたちやその家族をつなぐ役割を担った。
安田氏は、写真に写っているのは「子どもたちを“障がいのある子ども”としてではなく、一人の俳優として自然に接し、関わる皆さんの姿」だと説明。「本当に良い作品を一緒につくる仲間として互いに向き合っていたからこそ、この表情や空気感が生まれたのだと思います」と振り返る。
西島は、「映画の終盤で、私が演じる佐竹としんすけくんが演じる新が、初めて触れ合う場面があります。その撮影で自分の感情が思った以上に大きく揺れてしまいました。その後のシーンで中島監督から『もう少し感情を抑えたバージョンもお願いします』と演出を受けたことを覚えています。しんすけくんをはじめ、スペシャルニーズの子どもたちの存在感や笑顔は、本当に素晴らしかったです。役を通して、私自身も心を揺さぶられる瞬間が何度もありました」と語っている。
しんすけくんの母親は、撮影を通して生まれた息子の変化について、次のように振り返る。
「しんすけの日常は、どうしても決まったスケジュールの中で決まったことをすることになりがちです。身体ケアも医療的ケアも、本人の意思よりも体調に合わせ受け身になってしまいます。撮影の現場では、撮影と休憩を繰り返し過ごすことで、しんすけは“本番!”の声を覚えて喜ぶようになり、休憩時間にはスタッフの方々と声を出しておしゃべりを楽しみ、常にご機嫌に過ごしていました。指示の掛け声が決まっていることは彼には分かりやすく、かつ、繰り返し経験することで、自分は今は何をする時間か、次は何をするのか、といったことに意識が向くようになったと感じています」
作品への反響についても、「障がいのある子どもを育てている友人から、『こんな映画を待っていた』という感想をもらいました。障がいについて美化したりせず、ドキュメンタリーではないのに、なぜか当事者家族である自分たちのありのままが伝わってくる。俳優やスタッフの皆さんが、どれだけ学んだ上で撮影に臨んだのかと驚いていました」と紹介。
その上で、「この作品をきっかけに少し立ち止まり、自分と向き合い、誰かと思いをシェアし合う、そんな時間や空間がいろいろなところで生まれてくれたらうれしいです」と願いを語っている。
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2026/09/16