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7月15日に第175回芥川賞と直木賞が発表され、直木賞は朝倉かすみの『けんぐゎい』(光文社) が受賞した。同作は江戸時代を舞台に、過酷な運命を背負いながらもたくましく生きる女性の姿を描いた時代小説である。YouTube番組「オリコンBizトーク」では、見事受賞を果たした同作の紹介をはじめ、直木賞の裏話や注目を集めた他の候補作、そして女性最年長となる65歳で受賞を果たした著者の人間味あふれる素顔について探った。 今回で175回目を迎えた直木三十五賞だが、この名称の由来をご存知だろうか。直木三十五という名前は、元々「直木三十一」から始まり、毎年年齢に合わせて数字を一つずつ足していくペンネームだった。しかし、後に直木賞を創設する菊池寛からやめるよう忠告され、「三十五」でストップしたという逸話が残っている。言われて素直にやめる潔さも、歴史ある賞の裏話として非常に興味深いエピソードである。 今回の候補作には、累計売上19万部(※1)を突破している若林正恭の青春小説 『青天』(文藝春秋) をはじめ、蝉谷めぐ実の『見えるか保己一』、原田ひ香の『#台所のあるところ』、そして累計9万部(※2)以上を売り上げている凪良ゆう『多類婚姻譚』 など、多彩な作品が顔をそろえた。選考会では 『けんぐゎい』 と 『見えるか保己一』の2作で最終的な二択となり、『けんぐゎい』 が受賞を果たした。 直木賞受賞作『けんぐゎい』 は、一言で表すなら見事な起承転結で描かれた読み応えのある時代小説である。物語は「ウニコール」「りんぼ」「ガストホイス」「くゎいぶつ」という謎めいた4つの章構成になっている。序盤から中盤にかけては主人公にとって非常に苦しい展開が続くが、後半で見事な逆転劇を見せる。

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