人気サッカー漫画(原作:金城宗幸、作画:ノ村優介)の実写映画『ブルーロック』(8月7日公開)。世界一のストライカーを生み出すため、全国から集められた高校生フォワード300人が、己の“エゴ”をむき出しにし、それぞれの武器を研ぎ澄ませながらサッカー人生を懸けて競い合う。
「ブルーロック」伍号棟の絶対王者「チームV」の凪誠士郎、御影玲王、剣城斬鉄を演じるK(&TEAM)、綱啓永、樋口幸平も、原作への敬意を胸に、キャラクター特有のプレースタイルや内面を実写ならではの表現へと落とし込んだ。3人が追求した役作りと撮影の舞台裏、さらに自身の“エゴイスト度”とストライカーに必要な資質を聞いた。
――凪誠士郎は、原作やTVアニメでも高い人気を誇るキャラクターです。Kさんは、実写でどのような凪を表現しようと考えましたか。
【K】人気のあるキャラクターなので、演じるにあたって、原作通りの凪を表現するために自分をどこまで作り込むべきなのか、たくさん考えました。
ただ、僕は僕でしかいられません。まずは自分と凪の結びつく部分を探して、その中にある似ているところをしっかり表現しようと思いました。原作へのリスペクトを大切にしながら、自分にしかできない凪誠士郎を追求しました。
――凪ならではのプレーを表現する撮影はいかがでしたか。
【K】僕にとっては、ほとんどすべてのシーンがダイナミックでした。特に凪のシュートシーンは、ずっとアクロバットをしているような感覚でしたね。どのシーンもとてもかっこよく仕上がっていると思います。
【樋口】めちゃくちゃかっこよかったです。
【綱】本当にかっこよかった。華がありました。
【K】中でも印象に残っているのは、潔が最後のシュートを決める前に、僕と潔(高橋文哉)が一緒に走るシーンです。細かく分けながら、1週間ほどかけて撮影しました。その直前まで「世界陸上」に関わる仕事をしていたのですが、撮影でも「また世界陸上をしているのかな」と思うくらい走りました。(周囲の反応を見て)今、笑うところだよ(笑)。
【綱】ごめん、ごめん。反応するタイミングを間違えた(笑)。
【K】それくらい、かなりの距離を走ったので印象に残っています。ただ、映像としては本当にかっこいいものを残すことができたので、よかったです。
――綱さんは、御影玲王のどのようなところに惹かれましたか。
【綱】僕は出演が決まってから原作を読んだので、どうしても玲王へ肩入れしながら読んでしまうんです。それでも、贔屓目なしで玲王のことが本当に大好きになりました。「この役を自分が演じられるんだ」というワクワクが、ものすごくありました。
玲王といえば、御曹司で、スポーツ万能、頭脳明晰で人気者。何でもできる完璧な人物だと思われがちですが、意外と不器用なところがあります。それこそ、凪とのコミュニケーションが足りなかったりする。そうした不器用さや人間味に惹かれました。
――樋口さんは、剣城斬鉄を実写で表現するにあたって、どのような工夫をしましたか。
【樋口】斬鉄のポジションは、僕がサッカーをしていた頃のポジションとかなり近いんです。ただ、斬鉄が左利きなのに対して、僕は右利きなので、左足でのボールの蹴り方を研究しました。
また、斬鉄は非常に足の速いキャラクターです。速い選手には独特の走り方があるので、現役時代に一緒にプレーしていた選手を思い出しながら、「こんな感じだったかな」と考えました。走っているときの指先や足の上がる高さも、漫画やTVアニメを見て研究しました。
【綱】走り方が本当に斬鉄だったよね。
【樋口】そこは、かなり意識しました。高橋恭平くん演じる千切豹馬とのスピード対決では、お互いの顔を見ながら「どちらが速いんだ」と火花を散らすような場面もあります。一気に走り抜ける撮影にも何度も挑戦したので、ぜひ注目してほしいです。
――チームVの試合を撮影するうえで、難しかったことはありますか。
【綱】試合のシーンは細かくカットを分けて撮影しているので、現在のスコアや、それぞれの選手の疲労度を常に把握していなければなりません。チームZは、最初から必死に食らいついてきます。一方、僕たちチームVは、圧倒的な余裕を持って試合へ入る。そこから徐々に追い詰められていくので、その落差を表現するのが本当に難しかったです。僕だけでなく、3人とも苦労したところだと思います。
【樋口】特に玲王は、チームV全体を見渡す司令塔です。あらゆるプレーに対応できるキャラクターだからこそ、ほとんどすべてのプレーに関わっています。その難しさは僕ら以上にあったと思います。
――自分が演じた役以外で、好きなキャラクターを挙げるとしたら?
【K】斬鉄です。もともとかなり癖の強いキャラクターですが、今回、幸平が演じたことで、さらに好きになりました。キャラクターが際立っていて、驚異的な存在なのに、とにかくかっこいいんです。
【綱】僕は凪です。凪は“かっこいい”という要素を詰め込んだようなキャラクターですよね。それをKが見事に表現してくれました。キャラクターとしての凪も、Kが演じる凪も、どちらも好きです。
【K】うれしい。
【樋口】疑われるかもしれないけど、僕は本当に玲王と言おうとしていました(笑)。ただ、綱くんが演じると決まる前、最初にTVアニメを見たときに「一番のエゴイストだ」と感じたのは馬狼照英でした。あの場だからこそ際立つ、圧倒的な“俺様”感がかっこよくて、すごく好きです。
――皆さん自身は、自分をエゴイストだと思いますか。
【樋口】ある意味、エゴイストでなければ、この仕事はできないと思います。
【K・綱】間違いない。
【樋口】自分の中に、強く持っていなければならないものが絶対にあります。「こうなりたい」という目標も持っているので、僕はエゴイストだと思います。
【綱】僕は、この仕事を始めた頃には、そういうものを全く持っていませんでした。ただ、潔たちが「ブルーロック」の世界で揉まれていくように、僕もこの世界でいろいろな経験をしながら、少しずつエゴを培ってきた感覚があります。それでも、まだ足りない。もっと持ちたいと思っています。
【K】僕は超がつくほど負けず嫌いです。負けることが大嫌いですし、自分に負けるのも嫌なので、かなりエゴイストだと思います。例えば、お手洗いへ行きたいと思ったときも、一度我慢するんです。
【綱・樋口】なんで?
【K】そのまま行くと、自分に負けたような気がするから(笑)。その後、また行きたくなりますよね。そこで行けば普通ですが、さらに我慢できたら、もう一つ上のステージへ行ける気がして。
【綱・樋口】膀胱が破裂するから!本当に危ないからやめて(笑)。
【K】もちろん、限界まで我慢するわけではないですよ(笑)。それくらい、日常でも自分と勝負してしまうということです。
――では、ストライカーに必要な資質とは何だと思いますか。
【K】メンタルです。チャンスは一度しかないかもしれない。その機会をものにできるかどうかは、本番やプレッシャーに強いかにかかっていると思うので、強いメンタルが必要です。
【樋口】僕は「攻める姿勢」かな。どのような状況でも勝負を仕掛け、保身に走らないこと。人は緊張すると自分を守ろうとしてしまいますが、そんなときにも「やってみよう」と攻める姿勢が大事だと思います。Kの言うメンタルにも近いですね。
【綱】僕は「エゴ」だと思います。自分の信念を持つことだと思います。
【K】結局、メンタルも攻める姿勢もエゴも、全部つながっているのかもしれないですね。
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【画像】実写映画『ブルーロック』キャラクタービジュアル&場面写真
「ブルーロック」伍号棟の絶対王者「チームV」の凪誠士郎、御影玲王、剣城斬鉄を演じるK(&TEAM)、綱啓永、樋口幸平も、原作への敬意を胸に、キャラクター特有のプレースタイルや内面を実写ならではの表現へと落とし込んだ。3人が追求した役作りと撮影の舞台裏、さらに自身の“エゴイスト度”とストライカーに必要な資質を聞いた。
――凪誠士郎は、原作やTVアニメでも高い人気を誇るキャラクターです。Kさんは、実写でどのような凪を表現しようと考えましたか。
【K】人気のあるキャラクターなので、演じるにあたって、原作通りの凪を表現するために自分をどこまで作り込むべきなのか、たくさん考えました。
ただ、僕は僕でしかいられません。まずは自分と凪の結びつく部分を探して、その中にある似ているところをしっかり表現しようと思いました。原作へのリスペクトを大切にしながら、自分にしかできない凪誠士郎を追求しました。
――凪ならではのプレーを表現する撮影はいかがでしたか。
【K】僕にとっては、ほとんどすべてのシーンがダイナミックでした。特に凪のシュートシーンは、ずっとアクロバットをしているような感覚でしたね。どのシーンもとてもかっこよく仕上がっていると思います。
【樋口】めちゃくちゃかっこよかったです。
【綱】本当にかっこよかった。華がありました。
【K】中でも印象に残っているのは、潔が最後のシュートを決める前に、僕と潔(高橋文哉)が一緒に走るシーンです。細かく分けながら、1週間ほどかけて撮影しました。その直前まで「世界陸上」に関わる仕事をしていたのですが、撮影でも「また世界陸上をしているのかな」と思うくらい走りました。(周囲の反応を見て)今、笑うところだよ(笑)。
【綱】ごめん、ごめん。反応するタイミングを間違えた(笑)。
【K】それくらい、かなりの距離を走ったので印象に残っています。ただ、映像としては本当にかっこいいものを残すことができたので、よかったです。
【綱】僕は出演が決まってから原作を読んだので、どうしても玲王へ肩入れしながら読んでしまうんです。それでも、贔屓目なしで玲王のことが本当に大好きになりました。「この役を自分が演じられるんだ」というワクワクが、ものすごくありました。
玲王といえば、御曹司で、スポーツ万能、頭脳明晰で人気者。何でもできる完璧な人物だと思われがちですが、意外と不器用なところがあります。それこそ、凪とのコミュニケーションが足りなかったりする。そうした不器用さや人間味に惹かれました。
――樋口さんは、剣城斬鉄を実写で表現するにあたって、どのような工夫をしましたか。
【樋口】斬鉄のポジションは、僕がサッカーをしていた頃のポジションとかなり近いんです。ただ、斬鉄が左利きなのに対して、僕は右利きなので、左足でのボールの蹴り方を研究しました。
また、斬鉄は非常に足の速いキャラクターです。速い選手には独特の走り方があるので、現役時代に一緒にプレーしていた選手を思い出しながら、「こんな感じだったかな」と考えました。走っているときの指先や足の上がる高さも、漫画やTVアニメを見て研究しました。
【綱】走り方が本当に斬鉄だったよね。
【樋口】そこは、かなり意識しました。高橋恭平くん演じる千切豹馬とのスピード対決では、お互いの顔を見ながら「どちらが速いんだ」と火花を散らすような場面もあります。一気に走り抜ける撮影にも何度も挑戦したので、ぜひ注目してほしいです。
――チームVの試合を撮影するうえで、難しかったことはありますか。
【綱】試合のシーンは細かくカットを分けて撮影しているので、現在のスコアや、それぞれの選手の疲労度を常に把握していなければなりません。チームZは、最初から必死に食らいついてきます。一方、僕たちチームVは、圧倒的な余裕を持って試合へ入る。そこから徐々に追い詰められていくので、その落差を表現するのが本当に難しかったです。僕だけでなく、3人とも苦労したところだと思います。
【樋口】特に玲王は、チームV全体を見渡す司令塔です。あらゆるプレーに対応できるキャラクターだからこそ、ほとんどすべてのプレーに関わっています。その難しさは僕ら以上にあったと思います。
――自分が演じた役以外で、好きなキャラクターを挙げるとしたら?
【K】斬鉄です。もともとかなり癖の強いキャラクターですが、今回、幸平が演じたことで、さらに好きになりました。キャラクターが際立っていて、驚異的な存在なのに、とにかくかっこいいんです。
【綱】僕は凪です。凪は“かっこいい”という要素を詰め込んだようなキャラクターですよね。それをKが見事に表現してくれました。キャラクターとしての凪も、Kが演じる凪も、どちらも好きです。
【K】うれしい。
【樋口】疑われるかもしれないけど、僕は本当に玲王と言おうとしていました(笑)。ただ、綱くんが演じると決まる前、最初にTVアニメを見たときに「一番のエゴイストだ」と感じたのは馬狼照英でした。あの場だからこそ際立つ、圧倒的な“俺様”感がかっこよくて、すごく好きです。
――皆さん自身は、自分をエゴイストだと思いますか。
【樋口】ある意味、エゴイストでなければ、この仕事はできないと思います。
【K・綱】間違いない。
【樋口】自分の中に、強く持っていなければならないものが絶対にあります。「こうなりたい」という目標も持っているので、僕はエゴイストだと思います。
【綱】僕は、この仕事を始めた頃には、そういうものを全く持っていませんでした。ただ、潔たちが「ブルーロック」の世界で揉まれていくように、僕もこの世界でいろいろな経験をしながら、少しずつエゴを培ってきた感覚があります。それでも、まだ足りない。もっと持ちたいと思っています。
【K】僕は超がつくほど負けず嫌いです。負けることが大嫌いですし、自分に負けるのも嫌なので、かなりエゴイストだと思います。例えば、お手洗いへ行きたいと思ったときも、一度我慢するんです。
【綱・樋口】なんで?
【K】そのまま行くと、自分に負けたような気がするから(笑)。その後、また行きたくなりますよね。そこで行けば普通ですが、さらに我慢できたら、もう一つ上のステージへ行ける気がして。
【綱・樋口】膀胱が破裂するから!本当に危ないからやめて(笑)。
【K】もちろん、限界まで我慢するわけではないですよ(笑)。それくらい、日常でも自分と勝負してしまうということです。
――では、ストライカーに必要な資質とは何だと思いますか。
【K】メンタルです。チャンスは一度しかないかもしれない。その機会をものにできるかどうかは、本番やプレッシャーに強いかにかかっていると思うので、強いメンタルが必要です。
【樋口】僕は「攻める姿勢」かな。どのような状況でも勝負を仕掛け、保身に走らないこと。人は緊張すると自分を守ろうとしてしまいますが、そんなときにも「やってみよう」と攻める姿勢が大事だと思います。Kの言うメンタルにも近いですね。
【綱】僕は「エゴ」だと思います。自分の信念を持つことだと思います。
【K】結局、メンタルも攻める姿勢もエゴも、全部つながっているのかもしれないですね。
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2026/08/08