長崎県島原市にある「松音寺」。法要のお勤めをしている4歳の次男と5歳のいとこによるちびっ子僧侶。必死にお経をあげるものの、次第に睡魔に襲われ、ついには2人ともウトウトしてしまう。そんな微笑ましい様子を収めた動画が27.2万回再生を超える反響を呼び、「何度観ても愛おしい」「お勤めご苦労さまです」「目が覚めるシーンが面白い」などと、コメントが寄せられた。撮影時の状況や普段の息子さんたちの様子について、若住職でもあるお父さんに話を聞いた。
◆お経のリズムや声色が心地よくてウトウト…“睡魔”と必死に戦うちびっ子僧侶
――眠気を必死に堪える次男(4歳)をいとこ(5歳)が励ますも、眠気が伝染して寝てしまう。そんな様子を収めた動画が話題になりました。改めて当時の状況を教えてください。
「普段は小学生の兄弟と一緒に出勤する2人ですが、兄弟が小学生になったことで、このとき初めて2人で出勤しました。『2人だけどがんばってね!』『がんばる!』と張り切って出勤し、始めは何となく耳で覚えているお経を一緒にあげていましたが、やはり20〜30分経過すると、お経のリズムや声色が心地よいのか、ウトウトしだしました」
――眠くなってしまいますよね。
「いとこがやさしく声掛けをしたり励ましたりしてくれて、次男も何とか頑張っていましたが、いつの間にかその眠そうな様子にいとこもつられ、2人でウトウト…。完全に寝落ちする前にお勤め終わりの鐘が鳴り、ハッと目覚めた…そんな様子でした」
――そのとき、お父さんはどう感じていましたか?
「私の座っている場所からも2人の様子は見えていましたが、初めての幼い子だけでの出勤でしたので、『なんとか最後まで座っていてね〜』と願いながら、お参りさせていただきました。ウトウトしながらも『ちゃんと最後までお参りせんば』と座り続けてくれた2人の姿は、有り難い限りでした。私たちも全く同じように育てていただき、私も父の肩に寄りかかって寝ていた記憶があるので、またそれも懐かしかったです」
――息子さんといとこの関係性は?
「家もすぐ近所で、ほかの兄弟同士も歳が近いので、いつもみんなで仲良く遊んでいます。兄姉の英語教室には三輪車で一緒に迎えに行くなど、お互いキャッキャッと微笑み合っている間柄です」
◆仏教讃歌が子守唄に…2歳からお勤めの次男、日々楽しみながらお寺のお手伝いを
――息子さんは何歳頃からお寺に出勤しているのですか?
「2歳になりたての頃から衣を着て出勤しています(ほかの兄弟もその頃から)。その頃はもちろん文字は読めませんが、聴き慣れているお経ということもあり、語尾だけは『だーんぶー』『らいー』と合わせて唱えていました。今ではお経の序盤や一部の和讃はしっかり覚えていて、兄とお経の練習をしたときには驚くほどの上手さで、音もしっかり合わせて読むことができていました。普段からよく聴いて口ずさんでくれているからこそかなと思っています」
――息子さんの性格や好きなこと、普段の様子などを教えてください。
「5人兄弟の4番目(次男)ということもあり、兄姉にひっついて甘えて回ることもあれば、妹のお世話も楽しんでくれる、やさしい息子です。今はとにかく生き物が好きで、毎日のようにお寺の境内でカエルやトカゲを探して楽しんでいます。『オタマジャクシと寝る!』と寝室の枕元にまで連れてこようとするほどです。スパイダーマンやスーパーヒーローも好きで、牛乳パックを上手く使ってコスプレグッズを作ったり、独特なファッションで保育園に行こうとしたりと、『可愛い』が爆発中です」
――お子さんたちにとっては、お経が子守唄のような心地よいものになっているのでしょうか?
「子どもたちが小さい頃は、『恩徳讃(おんどくさん)』という仏教讃歌を歌いながら寝かしつけていたこともあり、子守唄になっているときもあります。出勤は2歳からですが、生まれたときからずっと朝のお参りや法要などでお経には触れてきているので、特別なものというよりも、より日常に近いものに聞こえているのだと思います」
――お寺でのお手伝いもたくさんしているのですよね?
「今回のように法要に出勤してくれたり、法要準備での本堂掃除、お内陣の飾り付け、お供物の飾り付け、梵鐘を鳴らしてくれたりと、いろいろなことを楽しみながら行ってくれています。また、時には御門徒さまの家でのお参りにも一緒についてきて、お勤めをしてくれたりと、当寺ではどんなときにもちびっこ僧侶達がそばにいてくれます」
◆「些細な出来事に仕合わせは詰まっている」子どもたちとの時間はかけがえのないもの
――お寺にいらっしゃる方たちは、お子さんたちの様子をどのように見ているのでしょうか?
「有り難いことに、温かく見守っていただいています。御門徒さまの家でのご法事でも、『よかったら子どもさんも一緒にお参りください』とお誘いいただいたり、お参りに行ってみると私にはお茶を、子どもたちにはヤクルトを出してくださったり、小さな僧侶の成長を一緒になって応援してくださいます」
――みなさんに温かく見守られているのですね。
「ぐずりだした娘や息子を『おいでおいで』とこっそり手助けしてくださることもあり、お参りが終わって振り返ると、御門徒さまのお膝に乗って笑顔でお菓子を食べていたりもします。本当に御門徒の皆さまには温かく見守っていただいています」
――お子さんと生活する中で、「大切にしていること」や「幸せを感じる瞬間」を教えてください。
「私自身も5人兄弟で、子どもたちも5人兄弟というご縁があります。慌ただしい毎日ですが、些細な出来事やワンシーンにもたくさんの仕合わせは詰まっていると感じます。朝、目をこすりながら寝癖バッチリで起きてくる姿も、忙しいときほどくっついて甘えてくる姿も、今しか共にできない時間です。成長とともに、毎日のように子どもたちの姿は変わっていきます。今この瞬間の我が子の姿は今しか見られない。そう考えると、私たちが今過ごしている時間はかけがえのないもので、実は仕合わせの連続なのだと思います」
【動画カット】ねむけLV.100のちびっ子僧侶、目が覚めた瞬間の反応は?
◆お経のリズムや声色が心地よくてウトウト…“睡魔”と必死に戦うちびっ子僧侶
――眠気を必死に堪える次男(4歳)をいとこ(5歳)が励ますも、眠気が伝染して寝てしまう。そんな様子を収めた動画が話題になりました。改めて当時の状況を教えてください。
――眠くなってしまいますよね。
「いとこがやさしく声掛けをしたり励ましたりしてくれて、次男も何とか頑張っていましたが、いつの間にかその眠そうな様子にいとこもつられ、2人でウトウト…。完全に寝落ちする前にお勤め終わりの鐘が鳴り、ハッと目覚めた…そんな様子でした」
――そのとき、お父さんはどう感じていましたか?
「私の座っている場所からも2人の様子は見えていましたが、初めての幼い子だけでの出勤でしたので、『なんとか最後まで座っていてね〜』と願いながら、お参りさせていただきました。ウトウトしながらも『ちゃんと最後までお参りせんば』と座り続けてくれた2人の姿は、有り難い限りでした。私たちも全く同じように育てていただき、私も父の肩に寄りかかって寝ていた記憶があるので、またそれも懐かしかったです」
――息子さんといとこの関係性は?
「家もすぐ近所で、ほかの兄弟同士も歳が近いので、いつもみんなで仲良く遊んでいます。兄姉の英語教室には三輪車で一緒に迎えに行くなど、お互いキャッキャッと微笑み合っている間柄です」
◆仏教讃歌が子守唄に…2歳からお勤めの次男、日々楽しみながらお寺のお手伝いを
――息子さんは何歳頃からお寺に出勤しているのですか?
「2歳になりたての頃から衣を着て出勤しています(ほかの兄弟もその頃から)。その頃はもちろん文字は読めませんが、聴き慣れているお経ということもあり、語尾だけは『だーんぶー』『らいー』と合わせて唱えていました。今ではお経の序盤や一部の和讃はしっかり覚えていて、兄とお経の練習をしたときには驚くほどの上手さで、音もしっかり合わせて読むことができていました。普段からよく聴いて口ずさんでくれているからこそかなと思っています」
――息子さんの性格や好きなこと、普段の様子などを教えてください。
「5人兄弟の4番目(次男)ということもあり、兄姉にひっついて甘えて回ることもあれば、妹のお世話も楽しんでくれる、やさしい息子です。今はとにかく生き物が好きで、毎日のようにお寺の境内でカエルやトカゲを探して楽しんでいます。『オタマジャクシと寝る!』と寝室の枕元にまで連れてこようとするほどです。スパイダーマンやスーパーヒーローも好きで、牛乳パックを上手く使ってコスプレグッズを作ったり、独特なファッションで保育園に行こうとしたりと、『可愛い』が爆発中です」
――お子さんたちにとっては、お経が子守唄のような心地よいものになっているのでしょうか?
「子どもたちが小さい頃は、『恩徳讃(おんどくさん)』という仏教讃歌を歌いながら寝かしつけていたこともあり、子守唄になっているときもあります。出勤は2歳からですが、生まれたときからずっと朝のお参りや法要などでお経には触れてきているので、特別なものというよりも、より日常に近いものに聞こえているのだと思います」
――お寺でのお手伝いもたくさんしているのですよね?
「今回のように法要に出勤してくれたり、法要準備での本堂掃除、お内陣の飾り付け、お供物の飾り付け、梵鐘を鳴らしてくれたりと、いろいろなことを楽しみながら行ってくれています。また、時には御門徒さまの家でのお参りにも一緒についてきて、お勤めをしてくれたりと、当寺ではどんなときにもちびっこ僧侶達がそばにいてくれます」
◆「些細な出来事に仕合わせは詰まっている」子どもたちとの時間はかけがえのないもの
――お寺にいらっしゃる方たちは、お子さんたちの様子をどのように見ているのでしょうか?
「有り難いことに、温かく見守っていただいています。御門徒さまの家でのご法事でも、『よかったら子どもさんも一緒にお参りください』とお誘いいただいたり、お参りに行ってみると私にはお茶を、子どもたちにはヤクルトを出してくださったり、小さな僧侶の成長を一緒になって応援してくださいます」
――みなさんに温かく見守られているのですね。
「ぐずりだした娘や息子を『おいでおいで』とこっそり手助けしてくださることもあり、お参りが終わって振り返ると、御門徒さまのお膝に乗って笑顔でお菓子を食べていたりもします。本当に御門徒の皆さまには温かく見守っていただいています」
――お子さんと生活する中で、「大切にしていること」や「幸せを感じる瞬間」を教えてください。
「私自身も5人兄弟で、子どもたちも5人兄弟というご縁があります。慌ただしい毎日ですが、些細な出来事やワンシーンにもたくさんの仕合わせは詰まっていると感じます。朝、目をこすりながら寝癖バッチリで起きてくる姿も、忙しいときほどくっついて甘えてくる姿も、今しか共にできない時間です。成長とともに、毎日のように子どもたちの姿は変わっていきます。今この瞬間の我が子の姿は今しか見られない。そう考えると、私たちが今過ごしている時間はかけがえのないもので、実は仕合わせの連続なのだと思います」
2026/06/16