李相日監督(52)が、指揮を執った映画『国宝』が世界最高峰の映画賞「第98回アカデミー賞」のメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされ、27日に都内で開催された記者会見に登壇した。会見で李監督は、『国宝』への思いや、ヘアメイクチームが結成の経緯について語った。 李監督がまず話したのは『国宝』への思い。「伝統という重み」をどのように表現するかということに力を入れたという。「歌舞伎は日本のみなさんが知っていて嗜んでいるし、どんなものかということを理解している。(観客が)この映画を見たときに、歌舞伎に対する違和感がないように完全な再現性が求められると思っていた」と口にした。 さらに「歌舞伎以外のシーンも重要」と続けた李監督。歌舞伎役者の人生を描くと同時に、歌舞伎役者として舞台に上がる彼らのバックグラウンド、役者として芸術の極致に至るまでの苦悩や生き様を表現することにも力を注いだという。「歌舞伎というものを再現して見せるのではなく、彼らの人生を背負い、実人生と歌舞伎の演目が継ぎ目なくつながっていくようなアプローチを考えた」と力強く語った。
2026/02/27